【オーストラリア大使館・領事館/FinTech協会】グローバルなフィンテック組織とも連携を深める、シドニーのフィンテック・ハブ「Stone&Chalk」CEO Alex Scandurra氏が来日、意見交換会を開催! (2016/4/21 GoodWay)
2016年4月20日(水)、オーストラリア大使館・領事館と一般社団法人 FinTech協会は、丸の内パークビルディングにある森・濱田松本法律事務所において、シドニーのフィンテック・ハブ「Stone&Chalk」CEO Alex Scandurra氏来日、意見交換会を開催した。
Stone&Chalkは、シドニーのフィンテック・ハブとして、オーストラリアの主要金融機関、オーストラリア証券取引所、ICT企業、ニュー・サウス・ウェールズ州政府等をパートナーとするNPOとして2015年8月に運営開始。現在、20以上のパートナー、60社以上のスタートアップが入居しているという。
この日は、「Stone&Chalk」CEO Alex Scandurra氏によるプレゼンテーションとFinTech協会のスタートアップ企業との意見交換会が行われた。
Alex Scandurra氏は、オーストラリアのフィンテック・エコシステムをサポートするための「Stone&Chalk」意思決定の原則やスタートアップ企業のライフステージにおける注力ステージとサポート内容のほか、政府や企業に対する動機づけやインキュベートおよびコラボレーションについて解説。同国でのサンドボックスの整備状況や取組みのほか、世界の中のアジアにおけるフィンテックのポテンシャルに言及、連携を深めていきたいとした。
その後、FinTech協会のスタートアップ企業である、バンクガード 代表取締役CEO 藤井 治彦氏、財産ネット 代表取締役 荻野 調氏より、サービス内容の紹介とAlex Scandurra氏との質疑応答や意見交換が行われた。
最後に参加者で記念撮影。今後のオーストラリアと日本の組織連携を深め、フィンテックを通じて両国の発展に向けて活動していくことを確認。
“The centre of gravity for fintech in Australia”として、起業家、ベンチャーキャピタル、企業、政府をはじめとするさまざまなステークホルダーによる連携を促し、金融サービスにおける新たなアプローチで産業トランスフォームを目指す「Stone&Chalk」。
2015年8月の運営開始からわずか短期間で猛スピードで形成が進むオーストラリア・シドニーのフィンテック・エコシステムから多くを学び、その動向に注目しつつ、国内フィンテックの活性化に向けた取組みと共に、これからの、ロンドン、ルクセンブルクをはじめとする欧州、米シリコンバレー、そして、香港やシンガポールなどアジアを含む世界の各地域や各国とのグローバル・フィンテック・エコシステム(Global FinTech eco-system)の形成に向けた意見交換の場が広がり、加速していくことに期待したい。
(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ)
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