【国会議員】社会変革をもたらすフィンテックを成長戦略の柱へ、国会議員「第二回 フィンテック勉強会」を開催! (2016/4/6 GoodWay)
2016年4月5日、衆議院第二議員会館 第一会議室において、国会議員「第二回フィンテック勉強会」を開催した。
冒頭に、衆議院議員 高井崇志氏より挨拶。前回の2015年10月20日に開催した第一回勉強会に続き、その後も、ますます注目が高まっているFinTech(フィンテック)について民進党としても主要なテーマとして取り上げていくとし、自民党FinTech(フィンテック)推進議員連盟(レポート)の立ち上げに触れつつ、フィンテックを成長戦略の柱として、与野党で一致し超党派で取り組んでいきたいと語るなど、2時間にわたり勉強会が行われた。
勉強会では、FinTech協会 代表理事 丸山弘毅氏(インフキュリオン代表取締役)より、国内外FinTech企業の状況、金融機関やメディア動向などフィンテックの現状について紹介。FinTec協会のベンチャー会員と法人会員が計100社を超え、発足後の活動や直近のトピック、人材流入に向けたイベント(レポート)やベンチャー会員同士の連携事例などについて披露した。
また、金融革新同友会FINOVATORS代表理事 増島雅和氏(森・濱田松本法律事務所 パートナー弁護士)より、FINOVATORSのビジョンやミッション、メンバーのほか、活動拠点「FINOLAB」(レポート)や「FIBC2016」(レポート)の取組みについて紹介。広く金融サービスにアクセスしてもらうための活動を推進し、フィンテックをインフラとして地方創生につなげていきたいとした。
勉強会に参加した国会議員からは、それぞれフィンテックに対する期待や想い、それぞれの認識や課題意識などについてコメントが述べられた。
金融庁からは、総務企画局 信用制度参事官 佐藤則夫氏、同局企画課企画官 神田潤一氏が出席。「情報通信技術の進展等の環境変化に対応するための銀行法等の一部を改正する法律案」と題して、金融グループにおける経営管理の充実、共通・重複業務の集約等を通じた金融仲介機能の強化、金融関連IT企業への出資の柔軟化、ITの進展に伴う技術革新への対応、仮想通貨への対応と法制度案の概要などについて説明、今後の取組みについて解説した。また、FinTechサポートデスクについても紹介した。
経済産業省からは、経済産業政策局 産業資金課 課長補佐 須賀千鶴氏、商務情報政策局 情報政策課 課長 荒井勝喜氏、同局情報経済課 課長 佐野究一郎氏、同局 商務流通保安グループ 商取引監督課 課長補佐 仙田正文氏が出席。「産業・金融・IT融合に関する研究会(FinTech研究会)」の発言概要(発言集)や今世界で起きていること、FinTech時代における政策上の課題や対応の方向性などを報告したほか、ブロックチェーン技術活用のユースケースや国内外事例、展開の将来可能性などについて解説した。
最後に、高井氏より、フィンテックは金融だけの話ではなく社会変革をもたらすものであり、生活様式や産業構造を変える大きなインパクトを持っているとし、一人でも多くの国会議員が超党派で議員連盟を作り、成長戦略の柱としてフィンテックという言葉をしっかりと成長戦略に入れていくべく、今後もしっかりと取り組んでいきたいと締め括った。
(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ)
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