テラドローン、仙台市と共にドローンを活用した防災・減災システム構築へ (2016/3/28 DRONE BORG)
テラドローン株式会社は2016年3月27日、国家戦略特区に指定されている仙台市にて、ドローンの防災・減災活用の実現を目的としたドローンのデモフライトを実施しました。
ドローンの防災活用
宮城県・仙台市では産学官連携でロボットや自動運転車などの技術開発の取り組みを行っています。仙台市は東日本大震災から5年を経て、振興に力を入れ続けていますが、ドローンは同市が注力している近未来技術の一つです。国内においてはドローンを取り巻く規制が厳しさを増していますが、仙台市ではその産業利用への可能性を認識しており、国家戦略特別区域(ソーシャル・イノベーション創生特区)として、ドローンを活用した産業振興の促進・支援を進めています。
テラドローンが今回実施したデモフライトは、国家戦略特区の取り組みの一環として、防災・減災分野におけるドローンの活用を目指し行われました。災害危険地域に指定されている宮城県仙台市荒浜地区の荒浜小学校校庭にて実施され、内閣府大臣政務官の牧島かれん氏や仙台市の奥山恵美子市長、東北大学の関係者などが出席しました。
今後は仙台市や大学、通信キャリアと連携しながら、災害時に交通状況や災害情報などのビックデータをドローンが収集し、安全で速やかな避難を市民が行えるサポート体制の構築を目指していくとしています。
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