丸亀市 認知症カフェの事業受託者を募集 (2016/3/10 認知症ねっと)
「認知症カフェ」の利点と有効性
香川県丸亀市は23日、高齢化社会の中での介護生活をオープンなスタンスで送ることができる「認知症カフェ」について、市の事業受託者を募集する要領を発表している。
認知症患者同士が「本音で話せる」「情報を共有できる」「心の拠り所になれる」などの利点がクローズアップされ、人との触れ合いや、娯楽、刺激を日常的に得られることにより認知症の進行を遅らせる効果もあることで、「認知症カフェ」は昨今注目度を増している。
全国の他の都市と同様に高齢化が速いペースで進行する丸亀市では、「認知症カフェ」を認知症の人及びその家族に対する支援の重要な一角と位置づけ、市内での「認知症カフェ」設置に向けて事業実施者の募集を開始した。
認知症患者支援と共に地域振興
市の示した実施要項では、認知症患者が尊厳ある暮らしを継続し、同時に家族への支援を図り、地域住民や専門職員の誰もが参加でき地域づくりに貢献できることを、「認知症カフェ」設営の目的としている。
事業委託料はコミュニティセンターでの実施に25,000/月、それ以外の場所での実施に20,000円/月で、「市内に事業所又は住所を有していること」を第1の応募要件としている。
政府の発表した「新オレンジプラン」においても「認知症カフェの設置」が掲げられており、今後の発展が期待されている。
(画像は丸亀市HPより)
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