女子の幸せは地方にある!「全国移住女子サミット2015」参加レポート(後編) (2015/12/17 地域移住計画)
行ってきました!「全国移住女子サミット2015~地方を選んだ女子の新しい暮らしかた~」
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今回のイベントで登壇をされた「先輩移住女子」の皆様はどの方も、本当に素敵な方で、とっても面白くて、どんどんとお話に引き込まれてしまいました。
「先輩移住女子」の詳しいプロフィールについては、公式HPをご参照いただくとして、いくつかのキーワードに基づいて、お話を紹介したいと思います。
田舎はクリエイティブ!
「田舎は良い意味で、色々と用意されていないから、作りがいがある。自分で何かを作りたいという人には、とても有り難い環境。足りてないから、作る楽しみがある。」
たしかに、東京では、何もかもが与えられ、用意されていて、決められたルールの中で、きっちりと、人間が生活をしているという感覚がありますよね。
その点、田舎は、良い意味で色々と足りていなかったりするから、それなら自分達で作ってしまおう。と考える人々にとっては、たまらない場所なんですね。
「地域には強い個人がたくさんいる。自分で仕事を起こして、稼いでいる人がたくさんいる。そういう人たちに囲まれていると、自分もどんどん新しい事を起こしていきたいと思える。そして、地域にはそれを応援してくれる風土があって、支えてくれる人達がたくさんいます。」
起業を後押しする風土って、なんだかシリコンバレーみたいな所ですね。田舎は。
でも、これって本当に真実だと思います。
そもそも、色々なビジネスを作りながら、それを組み合わせたり、みんなと協力しながら生活するスタイルって、昔から田舎では(というか日本では)当たり前だったんですよね。
今それが、すごく「最先端の暮らし」に思えてしまうのは、私たちが「都会のサラリーマン」の姿に慣れすぎてしまったからなんですね。
子育て環境が最高に良い!
「赤ちゃんが生まれると、地域みんなの孫みたいになります。子育てって都会だと排除されがちですけど、田舎では地域ぐるみで、地域とつながりながら子育てすることができます。」
「ネットで見るような、子育てのネガティブに感じるものがないですね。周りのみんなが本当に温かくて、居場所がいっぱいある感覚です。地域全体が保育園みたいです。」
「困ったときに子どもを預けられる、おじいちゃん・おばあちゃんが何人もいます。」
ちなみに、子どものいる先輩移住女子の皆さんも、それぞれ自分の仕事を持ちながらの子育てです。
仕事と家庭との距離が近く、満員電車とも無縁で、地域とのつながりが強い、田舎の環境は、やはり子育てに最適な場所なんですね。
田舎の人間はかっこいい!
今回のイベントで、先輩移住女子の皆様が、口をそろえて発していた言葉です。
「地域の人達は、とにかく本当にかっこいい!」
文字通り、かっこいい男性もいるらしいのですが(笑)。おじいちゃんもおばあちゃんもキラキラと輝いた瞳で、夢を語る。自分の信じる生き方をしている。そんな姿に憧れて、移住を決めた方が多かったようです。
「リーマンショック等のような社会事変があっても、自分たちの信じる暮らしを続けている。ぶれない生き方をしている。自信を持っている。」
「限界集落と呼ばれていますが、みんなが夢を語る。本当は『希望集落』なんだと思います。」
「流行りものが大好きで、すごくミーハーな私ですけど、鳥肌がたつくらい今一番かっこいいな、素敵だな、と思えるのが、『自分の未来』を『土地の未来』と重ねて語ってくれる、地方で暮らす人たちなんです。」
今回のイベントで登壇をされた先輩移住女子も、移住の前には、丸の内や表参道でハイヒールをはきながら、お洒落なカフェやショッピングを楽しんでいた、普通の女子達でした。
そんな華やかな女子たちが、いま今一番かっこいいと感じる人達がいるのが、実は田舎なんですね。
本当に時代は変わってきました。
地方での「オリジナルな暮らしをつくること」を、楽しみながら、実践している先輩移住女子の話を聞いてると、東京にいることがすごく時代遅れなこと、という感覚に陥ってきます。
「いま時代の最先端は田舎にある。」そんな風にも思えてきます。
確かに考えてみれば、東京では今さらながら、女性活躍社会とか、子育てしながら働ける社会の実現とかって言ってますが、そんなの田舎では、とうの昔からやっていたことなんですよね。
フリーエージェント社会とか、リモートワークとか、コワーキングとか、そんな最先端の働き方を実現しているのも、やっぱり田舎ですし。
それに気づいた人達が、今どんどんと田舎を目指しているんですね。
本当に面白い時代です。
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