先端技術と民主主義 国際シンポ「日本における電子投票・インターネット投票の未来」 (2022/11/14 政治山)
日本では、国外に住む日本人の投票である「在外選挙」におけるインターネット投票の実現に向けた実証実験が2020年に行われ、現在は茨城県つくば市の「スーパーシティ」特区関連事業において、インターネット投票の実現に向けた調査事業が進められています。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、世界レベルで非接触型の投票方式であるインターネット投票に注目が集まる中、つくば市における取り組みの状況や、民間選挙などに広くインターネット投票を活用している韓国の事例を検討しながら、日本における電子投票・インターネット投票の未来について議論するシンポジウムが開催されます。
主催者は、「議論を通じて、参加者とともに日本における民主主義のDXの可能性と課題を考えたい」としています。概要は以下のとおりです。
- 日時 2022年11月30日 13:00-15:00
- 場所 早稲田大学三号館302教室(対面開催)
- 定員 100名(参加料無料)
- 開催言語 日本語(一部、逐次通訳あり)
【プログラム】
司会 尾野 嘉邦(早稲田大学政治経済学術院・教授/RIETIファカルティフェロー)
- 報告13:05~14:20
- 13:05~ 日本における電子投票の法制上の課題
- 湯淺 墾道 明治大学大学院ガバナンス研究科教授
- 13:25~ つくば市スーパーシティ特区におけるインターネット投票について
- 市ノ澤 充 (株)VOTE FOR代表取締役社長
- 13:45~ 韓国の民間選挙におけるインタ-ネット投票システムの利活用
- 高 選圭 大邱大学招聘教授
- 14:05~ 韓国におけるインターネット投票システムの開発
- 宋 在敏 Korea Smart Voting代表(高教授による逐次通訳)
- パネルディスカッション(フロアからの質疑応答を含む)14:20~15:00
- 尾野 嘉邦(早稲田大学政治経済学術院・教授/RIETIファカルティフェロー)
- 湯淺 墾道(明治大学大学院ガバナンス研究科・教授)
- 市ノ澤 充((株)VOTE FOR代表取締役社長)
- 高 選圭(大邱大学招聘教授)
- 宋 在敏(Korea Smart Voting代表)(高教授による通訳)
- 河村 和徳(東北大学大学院情報科学研究科・准教授)
- 主催 独立行政法人 経済産業研究所/早稲田大学現代政治経済研究所実験政治学部会
- 共催 東北大学大学院情報科学研究科
イベント詳細とお申し込み
http://kawamurakazunori.net/rieti20221130.html
参考サイト
つくば市インターネット投票に関する特設サイト
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