[用語解説]当選、くじ引き
得票数が同じ場合は、当選者をどう決める? (2022/7/1)
今年4月に行われた統一地方選挙では、相模原市議選・中央区選挙区(神奈川県)、城陽市議選(京都府)、諸塚村議選(宮崎県)、小平町議選(北海道)、三島村議選(鹿児島県)で、最下位当選者の票数が2人同数となりました。こういったケースではどのように当選者を決めるのでしょうか。
選挙では投票の結果として、選挙区の定数が1の場合は最も多くの票を獲得した候補者に、定数が複数の場合はより多く得票した候補者から当選が決まります。
最後の1議席を巡って得票数が同数となった場合は、公職選挙法第95条2項に基づき、選挙長が選挙会を開催して、くじ引きで同じ得票数の候補者から当選者を決定します。
くじ引きの方法は様々で、各自治体の選挙管理委員会に任されています。今年4月の相模原市議選では、候補者が「1」「2」と記された棒を引き、1を引いた方が当選となる方式で行われました。2014年11月に行われた舞鶴市議選(京都府)では、同数だった両候補の届け出番号が書かれたくじを箱に入れて市の選管委員長が引き、当選者を決めました。