国家公務員の女性採用34.5%で過去最高 (2016/4/28 政治山)
2016年4月に採用された国家公務員のうち女性の占める割合は34.5%で、統計のある過去50年余で最も高かったことが分かりました。
キャリアの女性採用は33.5%
政府の発表によると、前年度の31.5%から3ポイント上昇し、統計のある1963年以降で最高となっています。キャリアと呼ばれる幹部候補の総合職では33.5%でした。
国家公務員採用試験からの採用者に占める女性の割合の推移
政府「女性活躍とワークライフバランスを一体的に推進」
政府は、女性活躍推進を最重要課題の一つとして位置づけており、「女性職員の採用・登用の拡大に積極的に取り組むとともに、男女問わず職員のワークライフバランスを一体的に推進する」としています。
国家公務員における役職者に占める女性の割合の推移
幹部登用は目標に遠く
一方で、本省の課室長以上に占める女性の割合は昨年7月段階で3.5%にとどまり、局長や審議官などの指定職は3.0%(同年11月時点)で微増が続いています。政府が昨年末に決定した第4次男女共同参画基本計画では、2020年度末の成果目標をそれぞれ7%、5%としていますが、現状の微増では達成が難しい状況です。
データの詳細は内閣官房のホームページ(上記グラフ引用元)にあります。
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