コミュニティサイクル都内4区が2月から乗り入れ可能に (2016/1/28 政治山)
千代田区、中央区、港区、江東区の4区でそれぞれ運営している自転車シェアリング(コミュニティサイクル)が、2月1日から相互利用できる広域利用実験が始まります。4月末までの予定ですが、実験状況に応じて延長も視野に入れており、都心部で小回りの利いた交通手段を求めていた人には便利なサービスになりそうです。
4区合わせて123ポート(駐輪場)が相互利用でき、単発1回当たりの利用は30分150円(30分超過ごとに100円追加)で、1日パスや月額会員のコースもあります。PCやスマホなどの端末で専用サイトから会員登録し、クレジットカード決済の手続きも行います。クレジットカードがなくても1日パスでの前払い利用は可能です。
登録後は、自転車本体の操作パネルにICカードや携帯・スマホをかざすことで、利用が可能です。自転車は各ポートにあり、現在1184台が運用されています。ポート数も自転車台数も拡大中で、利用が増えれば順次追加します。
システムを提供している株式会社ドコモ・バイクシェアによると、NTTドコモの情報通信技術を活用したサイクルシェアリングの試みは2008年に具体化が始まりました。パリやニューヨーク、ロンドン、台湾など大都市での成功を参考にして、自転車本体にモバイル通信機能などを付けることで無人化が可能となり、同社では4区のほかに横浜市や仙台市、広島市、神戸市にもシェアリングシステムを提供しています。
導入する自治体は競争入札で事業者を決めます。同社は「都内や政令指定都市を中心に、徐々に利用エリアを広げていけるよう、サービス拡充に努めたい」としています。
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自転車シェアリング広域実験開始のお知らせ~区境を越えてご利用いただけます(千代田区コミュニティサイクル[ちよくる])
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