大阪都構想の住民投票、僅差で否決 (2015/5/18 政治山)
大阪市で17日、大阪市を廃止して5つの特別区を設置する「大阪都構想」の是非を問う住民投票が行われ、開票の結果、反対70万5,585票、賛成69万4,844票で、反対が賛成を1万741票上回り、都構想案は否決されました。これにより都構想は廃案となり、大阪市は政令指定市として存続します。
都構想案が否決されたことを受けて、橋下徹大阪市長は今年12月までの任期を全うした上で政界を引退すると表明しました。また、維新の党の江田憲司代表は党代表を辞任する意向を表明しています。
都構想は府市の二重行政解消を目指すもので、新設する5つの特別区が医療・福祉、小中学校教育など身近なサービスを提供し、インフラ整備などを大阪府に一元化するもの。橋下氏が代表を務める地域政党「大阪維新の会」が推進し、自民、公明、民主、共産の地方組織は、移行コストや住民サービスの低下を理由に反対を訴え、激しい闘いを展開していました。
【開票結果】
反対 705,585票
賛成 694,844票
【投票結果】
当日有権者数 210万4076人
投票率 66.83%
- 関連リンク
- 大阪市選挙管理委員会(特別区設置住民投票)
- 橋下氏 住民投票結果 記者会見 動画1(大阪維新の会)
- 橋下氏 住民投票結果 記者会見 動画2(大阪維新の会)
- 橋下氏 住民投票結果 記者会見 動画3(大阪維新の会)
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