【海外】「SIPRI年鑑2013」核保有国は、核兵器の近代化を続行 米露では減少 ネット選挙ドットコム 2013年8月7日
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「SIPRI年鑑2013」を発表
平和と紛争、特に軍備管理と軍縮問題の研究を行うスウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)が3日、「SIPRI年鑑2013」を発表した。
Image:by wbaiv
2000個の核弾頭が臨戦態勢
報告によると、核保有国は核兵器を近代化し続けており、4400個の戦略核弾頭を所有しているという。また、約2000個の核弾頭が、数分内に発射できる臨戦態勢にあることが分かった。これは、前年レベルである。
世界の核保有国は、核拡散防止条約(NPT)で核兵器保有が認められている米国、ロシア、英国、フランス、中国の5カ国と、インド、パキスタン、イスラエルの計8カ国である。そして、核兵器運搬可能な航空機や潜水艦、新ミサイルシステムの近代化がされ続けている。
SIPRIのシャノン・カイル上級研究員は「核兵器保有国が、本当に核兵器を放棄する可能性はほとんどなく、核兵器を国際的な地位や権力の象徴としている。」と述べた。
核弾頭数は1700個減少
SIPRIの推定によると、核弾頭の総数は、実戦用核弾頭、活動状態あるいは非活動状態で格納されている弾頭、後日解体予定の手付かずの弾頭も含め、前年同時期比1735個少ない1万7265個に減少した。
だが、核を削減しているのは米露両国だけで、英国とフランスの弾頭数は昨年と変わらず、それぞれ225個と300個だった。中国の核弾頭数は前年同時期比で10個増の250個。インドとパキスタン、イスラエルの核情報の入手は困難で、SIPRIは、それぞれ核弾頭数を90~110個、100~120個、80個と推定している。
▼外部リンク
SIPRIのプレスリリース
http://www.sipri.org/
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