生成AI、3人に1人は「使ったことがある」-18歳意識調査  |  政治・選挙プラットフォーム【政治山】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
トップ    >   記事    >   生成AI、3人に1人は「使ったことがある」-18歳意識調査

生成AI、3人に1人は「使ったことがある」-18歳意識調査 (2023/9/13 政治山)

 日本財団は8月、ChatGPTなど文章や画像を作ることができる「生成AI」をテーマに 57回目の18歳意識調査を実施しました。対象1000人のうち90%近くが生成AIを「知っている」、40%近くがテキスト生成AIを中心に使用経験がある、と答えているほか、使用経験のない人の約60%も「使ってみたいと思う」としています。

 使用目的は「暇つぶし」が60%を超え、「学校の宿題や職場で使う資料の文書を手伝ってもらうため」も40%近くに上っています。ただし夏休みの課題・宿題に限ると生成AIを「活用した」人は「予定」も含め、全体の10%に留まっています。

 また約30%が「授業で生成AIの仕組み・特性やリスクについて学んだことがある」、約20%が高校や大学での生成AIの活用について「ルールが定められている」と答えています。このほか、生成AIを知っている人の20%弱が、「生成AIの登場で自分の将来の夢・就きたい職業や興味のある科目・ 学問に影響・変化があった」と答えています。

生成 AI の認知度・利用状況

生成 AI の認知度・利用状況

 今回の調査結果を受けて、日本財団の担当者は以下のように述べています。
「認知率は約90%と非常に高い結果となり、今年の夏休みの課題などで早速使用したとの回答もあった。学校や教員に対しても、使い方やルール整備へのニーズの高さがうかがえた。すでに学生向けの活用ガイドラインを公開した大学などもあるが、教育機関では今後も適切な活用方針を整備する必要があるのではないか」

調査結果の詳細は、以下よりご覧ください。
https://www.nippon-foundation.or.jp/who/news/pr/2023/20230901-93494.html

■調査概要
第57回「生成AI」
調査対象:全国の17歳~19歳男女、計1,000 名
実施期間:2023年8月19日(土)~8月20日(日)
調査手法:インターネット調査

■18歳意識調査とは
民法の改正に伴い2022年4月には成人年齢も18歳となり、次代を担う18歳の意識を知り、また記録することの重要性が高まっています。日本財団は、選挙権年齢の引下げをきっかけに、2018年10月より、18歳前後の若者の価値観、政治・選挙に対する態度、社会課題の理解などを継続的に調査しています。
https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/eighteen_survey

関連記事
8割がマイナンバーカード取得、政府の対応は6割が評価せず
4割が「理想の子ども数は2人」、5人に1人は「持ちたくない」と回答
[常総市]「AIまちづくりへ向けた技術実証実験に関する協定」を締結
日本財団ロゴ
痛みも、希望も、未来も、共に。 日本財団は 1962 年、日本最大規模の財団として創立以来、 人種・国境を越えて、子ども・障害者・災害・海洋・人道支援など、 幅広い分野の活動をボートレースの売上金からの交付金を財源として推進しています。