[山形県]イベントでメタバース(仮想空間)を活用したリアルな交流を実証 (2022/6/29 株式会社ぎょうせい)
山形県(107万人)は、21年3月に策定した「Yamagata 幸せデジタル化構想」に基づくアクションを深化させることを目指し、尾花沢市が主催する意見交換会「ヤングリーダーズ ダイアログ イン 尾花沢市」において、オンラインでもリアルのように動くことができるメタバース(仮想空間)ツールを活用した交流会の実証実験を実施した。同構想は、県として最新のデジタル技術の活用を促進するとともに、すでに広く普及しているデジタル技術を社会に浸透させることにより、県民が幸せに暮らせる社会の構築を目指すもの。
実証実験は、最新のデジタル技術を活用することで人のつながりを促進し、同構想に掲げる「デジタル化時代における地域づくり」「デジタル化による地域資源の活用」を進めていく取組み。イベントはオンライン開催となり、市内外の映像・アート関係者などが参集した。
今回の実証で使用されたメタバースツールは、「oVice(オヴィス)」といい、隣で話しているようなバーチャル空間を提供し、アバターとレイアウトで空間を演出する。URLの共有によりブラウザから参加でき、数千人の規模であっても安定した通信を確保できる。
(月刊「ガバナンス」2022年5月号・DATA BANK2022)
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