[東京・練馬区]LINEによる保活支援サービスを実施 (2022/2/23 株式会社ぎょうせい)
東京都練馬区(74万100人)は、子どもを保育園に入園させるための手続(保活)を支援するため、スマートフォンの通信アプリ「LINE」を活用したサービスを実施している。保育課への相談や情報収集のため、平日に仕事を休むなどして区役所へ出向き、窓口で長時間順番待ちをしなくても、“いつでも・どこでも”保活が行えるようにして子育て家庭を支援するのがねらい。
区は20年10月からLINE公式アカウントの運用を開始し、条件に合った区内保育施設を地図から検索できる保活支援サービスを全国に先駆けて実施。21年10月からは保育指数のシミュレーション(試算)ができるサービスを全国で初めて開始した。保育指数とは入園選考において優先順位を決める点数で、メニューから「保育指数シミュレーション」をタップし、世帯や児童、保護者の状況についての質問に回答していくと指数(参考値)が試算され、保育施設の絞り込みに活用できる。
また、AI(チャットボット)による保育に関する問合せへの自動応答や、子育て分野の情報配信も行っている。保活支援サービスはLINEで練馬区を「友だち」に追加することで利用できる。
(月刊「ガバナンス」2022年1月号・DATA BANK2022)
- 関連記事
- 練馬区の人口・財政・選挙・議員報酬
- [神奈川・厚木市]厚木市「AYUCO」―子育て支援パスポートが電子化
- [埼玉・戸田市]病児保育送迎システムモデル事業を実施
- [栃木・小山市]コミュニティバスの「モバイル定期券」サービスを開始
- [岡山県]中学生のための電子図書館サービスを開始
- 株式会社ぎょうせいは、1893年(明治26年)の創業以来、当社は各行政分野の専門法規集、都道府県・市区町村例規集など多数の行政・自治分野に関わる書籍を発行してきました。「月刊ガバナンス」は、自治体職員の総合情報誌として2001年(平成13年)に創刊し、自治体職員の皆様をはじめ、議員や地方自治に携わる多くの方々にご愛読いただいています。