[広島県]県内で働く全ての人を対象に1500人規模のDX研修をオンラインで開催 (2022/1/22 株式会社ぎょうせい)
広島県(282万6900人)は、県内の企業、団体、官公庁に勤める人などを対象に、DX(デジタル・トランスフォーメーション)の考え方や実践するための基礎を学ぶことができる研修を実施している。こうした試みは全国初という。
全県的にDXを推進するためには、民間、行政ともに人材の確保・育成が重要となる。そのために、まずはDXに対する正しい理解と実践意識を醸成する必要があることから、今回の研修を実施することとなった。
研修の名称は「令和3年度広島県デジタルトランスフォーメーション基礎研修」で、通称「みんなのDX研修」。Zoomを利用したオンラインによるライブ講義で開催され、1回当たりの研修時間は3時間となっている。また1回の定員は30人で、計50回開催される予定。
研修では、「DXとは」「データの利活用方法」などをテーマに、最新のデジタル技術などについて、全ての人に理解しやすい平易な表現で解説。Zoomのチャット機能を活用し、参加者が講義中にも気軽に質問ができるよう、講師やサポート員が自然な流れで発言を促している。また、参加者がDXを自分事としてとらえることができるように、Zoomのブレイクアウトルームの機能を活用。これにより1グループ4~6人のグループワークを実施。ワーク中は講師やサポート員がディスカッションを促す。
受講対象は、県内の企業、団体、官公庁に勤めている人で、主にDXを学んだ経験がない人を想定している。研修の開催期間は、22年3月中旬までで、参加費は無料。県のDX推進コミュニティのHPから申し込むことができる。
(月刊「ガバナンス」2021年12月号・DATA BANK2021)
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