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[長野県]新型コロナ陽性者の宿泊療養等に「遠隔健康観察システム」を導入 (2021/10/20 株式会社ぎょうせい

女性医師

※写真はイメージです

 長野県(208万7300人)は、新型コロナウイルス感染症の陽性者の無症状・軽症の宿泊療養等に「遠隔健康観察システム」を導入している。県では、宿泊療養者に対して施設看護師が24時間体制で1日2回、自宅療養者に対して保健所が1日2回の健康観察を行っており、その健康観察の質の向上と効率化、施設看護師・オンコール医師・保健所の緊密な情報共有を図るのがねらい。

 同システムは、国の支援を受けた芙蓉開発社が開発した健康観察アプリとインターネットを活用したもので、Bluetooth機能付の非接触型体温計・パルスオキシメーター・血圧計と、健康観察アプリをインストールしたスマートフォンからなる。

 (1)療養者が自ら体温や血圧等を測定するとBluetooth機能によりスマートフォン内のアプリに自動転送されインターネットサーバー上に反映、(2)施設看護師・オンコール医師・保健所がインターネットサーバー上の療養者情報を共有、(3)療養者と施設看護師がスマートフォン等でのビデオ通話で健康観察、(4)療養者情報を基に急変時対応や療養解除の判断に活用──という流れ。宿泊療養5施設および自宅療養者の健康観察で活用している。

(月刊「ガバナンス」2021年9月号・DATA BANK2021)

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株式会社ぎょうせい
株式会社ぎょうせいは、1893年(明治26年)の創業以来、当社は各行政分野の専門法規集、都道府県・市区町村例規集など多数の行政・自治分野に関わる書籍を発行してきました。「月刊ガバナンス」は、自治体職員の総合情報誌として2001年(平成13年)に創刊し、自治体職員の皆様をはじめ、議員や地方自治に携わる多くの方々にご愛読いただいています。