[神戸市]ペットボトルキャップを集めて作る指定ごみ袋を製造 (2021/8/7 株式会社ぎょうせい)
神戸市(153万3600人)は、東京の素材ベンチャーTBM社とともに、市民から集めた使用済みペットボトルキャップなどを再生利用した「Circulex(サーキュレックス)」(資源循環を促進する再生材料を50%以上含む素材)を使用し、環境配慮型の指定ごみ袋の製造・販売を行う実証実験を実施した。この実証実験は、スタートアップと行政職員が協働で取り組む地域課題解決プロジェクト「Urban Innovation KOBE」の事業の一つで市内のプラスチックごみ削減や資源循環がねらい。
実証実験では、市内のダイエー、光洋など各店舗の店頭等計92か所で市民から使用済みペットボトルキャップを回収。集めたペットボトルキャップや市内工場などで使用されたストレッチフィルム等の国内プラスチック再生材料を98%使用し、指定ごみ袋を製造する。石油由来プラスチックの利用を最小限に抑え、国内で製造することで、石油由来プラスチックを100%使用して海外で製造する従来品と比べ、約50%の二酸化炭素排出量削減を実現している。
期間限定で「市民みんなでペットボトルキャップを集めて作る指定ごみ袋」を市内ダイエーなどで店頭販売した。
(月刊「ガバナンス」2021年6月号・DATA BANK2021)
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