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[徳島・上勝町]新たな「ゼロ・ウェイスト宣言」を実施 (2021/5/5 株式会社ぎょうせい

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※写真はイメージです

 徳島県上勝町(1500人)は、2020年12月18日の町議会において、30年までに目指す次期「ゼロ・ウェイスト宣言」を全会一致で可決した。

 町は03年9月に、20年までに町のごみをゼロにすること(ゼロ・ウェイスト)を全国自治体で初めて宣言。ごみの45分別収集を実施してリサイクル率80%以上を達成している。新たな宣言は、目標とした20年を迎えたことから、生産者(製造者)との連携により住民の分別が少なく楽になることや焼却・埋立処分されている残り20%の解消を目指し、改めて10年後までの決意を示したもの。

 宣言では「未来のこどもたちの暮らす環境を自分の事として考え、行動できる人づくり」を重点目標とし、(1)ゼロ・ウェイストで暮らしを豊かにする、(2)町でできるあらゆる実験やチャレンジを行い、ごみになるものをゼロにする、(3)ゼロ・ウェイストや環境問題について学べる仕組みをつくり、新しい時代のリーダーを輩出する――ことを掲げている。

 人材育成に向け「環境問題を学ぶなら上勝町」を目指し、年代ごとの学習プログラムや、気軽に集まって環境について学べるサロンづくりなども進める予定で、21年度中に具体的な行動計画を策定する。

(月刊「ガバナンス」2021年3月号・DATA BANK2021)

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株式会社ぎょうせい
株式会社ぎょうせいは、1893年(明治26年)の創業以来、当社は各行政分野の専門法規集、都道府県・市区町村例規集など多数の行政・自治分野に関わる書籍を発行してきました。「月刊ガバナンス」は、自治体職員の総合情報誌として2001年(平成13年)に創刊し、自治体職員の皆様をはじめ、議員や地方自治に携わる多くの方々にご愛読いただいています。