[富山市]顔認証システムの社会実験を実施 (2021/2/13 株式会社ぎょうせい)
富山市(41万5800人)は、顔認証決済システムの社会実験を20年10月1日~21年3月31日にかけて実施している。実験では、市内の飲食店や観光施設等に顔認証技術を活用した決済システムを導入し、事業者や利用客に利便性を体感してもらうとともに、同システムが観光動向に及ぼす影響などを検証する。
システムを利用するには事前登録が必要で、スマートフォンから登録用WEBサイトにアクセスし、顔情報とクレジットカード情報などを登録する(スマートフォン用のQRコードが表示されるので、PCからは利用不可)。登録の完了後は、顔認証決済を導入している施設などで支払いの際に、設置されたタブレット端末に顔をむけると料金決済が完了する。サービス提供店舗は市内30カ所で、そのうち中心市街地に20カ所、岩瀬地区に10カ所となっている。
また、富山駅総合案内所横に「おもてなしサイネージ」が設置され、登録者がサイネージに近づくと、“ウェルカムメッセージ”が表示される。
(月刊「ガバナンス」2021年1月号・DATA BANK2021)
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