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[神奈川・横須賀市]「よこすかオレンジLINE」を立ち上げ認知症行方不明者情報を市の公式LINEで発信 (2020/12/22 株式会社ぎょうせい)
神奈川県横須賀市(40万5200人)は、行方不明になった認知症の人の情報を発信する仕組みを拡充し、9月から市公式LINEで発信している。
名称は「よこすかオレンジLINE」で、認知症の人が行方不明になった時、市公式LINEアカウントを活用し、従来の警察や関係機関のみならず、市内在住の認知症に理解のある認知症サポーター(認知症養成講座を受講した市民)や認知症オレンジパートナー(認知症サポーターのうち、別途講義を受けて市にボランティア登録した人)に行方不明者の情報を提供し、地域の中でいち早く発見に役立てる仕組み。
年代、性別、住んでいる町名、身体的特徴、行方不明発生日時、最後に確認された場所などの概略情報と、氏名、年齢、生年月日、認知症の程度、病名、写真などの詳細情報を発信する。また、認知症関連情報やコラムも発信。オレンジは認知症啓発・支援のイメージカラーであり、「手助けする」「助け合う」という意味を表している。
市では、行方不明者の早期発見につなげるとともに、認知症についての理解を深めることで、認知症になっても住み慣れた場所で暮らし続けることができる地域を目指すとしている。
(月刊「ガバナンス」2020年11月号・DATA BANK2020)
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