[佐賀・武雄市]捕獲イノシシを肥料にして有効活用  |  政治・選挙プラットフォーム【政治山】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
トップ    >   記事    >   [佐賀・武雄市]捕獲イノシシを肥料にして有効活用

[佐賀・武雄市]捕獲イノシシを肥料にして有効活用 (2020/10/31 株式会社ぎょうせい

関連ワード : ぎょうせい 佐賀 動物 武雄市 
イノシシ

※写真はイメージです

 佐賀県武雄市(4万9100人)は、有害鳥獣対策の一環として、全国的に処理に苦慮している捕獲したイノシシの新たな資源化を進めている。市内の(株)武雄地域鳥獣加工処理センター(通称・やまんくじら)が整備したイノシシ減容化施設で取り組んでいるもので、食肉に適していないイノシシを肥料などにして有効活用を図る試み。

 市では年間2000~3000頭のイノシシを捕獲しているが、食肉加工しているイノシシはそのうちの5%で、加工できない部位と残り95%の捕獲イノシシは事業者に焼却処理を委託してきた。だが、処理費用の高騰によって委託の継続が困難となったことから新たな処理方法を模索。捕獲イノシシの100%資源化を目指し、市から約2800万円の補助を受けた同社が全国初となるイノシシを乾燥処理する減容施設を導入した。同施設は3月28日に竣工し、肥料化等に向けた実証などを進めている。

(月刊「ガバナンス」2020年9月号・DATA BANK2020)

関連記事
武雄市の人口・財政・選挙・議員報酬
[茨城県]野生鳥獣による被害防止対策条例を制定
[静岡・藤枝市]IoT活用の鳥獣害対策実証実験を実施
ジビエを活用して食育教育―鳥取県、農作物被害を一転、資源に
猟師から町議へ 「狩りガール」は政界で何を狩るのか?
関連ワード : ぎょうせい 佐賀 動物 武雄市 
株式会社ぎょうせい
株式会社ぎょうせいは、1893年(明治26年)の創業以来、当社は各行政分野の専門法規集、都道府県・市区町村例規集など多数の行政・自治分野に関わる書籍を発行してきました。「月刊ガバナンス」は、自治体職員の総合情報誌として2001年(平成13年)に創刊し、自治体職員の皆様をはじめ、議員や地方自治に携わる多くの方々にご愛読いただいています。