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[奈良・生駒市]全小中学校にUDフォントを導入 (2020/1/4 株式会社ぎょうせい

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教科書

※写真はイメージです

 奈良県生駒市(12万600人)は、市内全小中学校で作成するプリントなどの学習教材に「ユニバーサルデザインフォント(UDフォント)」を導入した。形が分かりやすく、読み間違えにくい文字で、子どもたちの学習意欲と学力の向上を目指すのがねらい。

 導入したのはモリサワが開発した「UDデジタル教科書体」。手の動きを重視した形状で、一般的な教科書体より線を太くして見やすくし、アルファベットは鏡文字と間違えないように左右対称の形を避けるなど、弱視や読み書き障害の人に配慮したデザインとなっている。2月にモリサワと共同で行った小学生116人対象の実験では、UDフォントで作成した問題の方が一般的な教科書体のものより正答率が高く、正確さを保ちながら読めることが実証された。

 市教委は教職員対象の研修会を開催し、UDフォントの効果的な活用と学級通信や案内文の効果的なレイアウトなどについて理解を深めた。

(月刊「ガバナンス」2019年11月号・DATA BANK2019)

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株式会社ぎょうせい
株式会社ぎょうせいは、1893年(明治26年)の創業以来、当社は各行政分野の専門法規集、都道府県・市区町村例規集など多数の行政・自治分野に関わる書籍を発行してきました。「月刊ガバナンス」は、自治体職員の総合情報誌として2001年(平成13年)に創刊し、自治体職員の皆様をはじめ、議員や地方自治に携わる多くの方々にご愛読いただいています。