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[長野県]全国初、広域型UDC「信州地域デザインセンター」始まる (2019/11/25 マイ広報紙

この記事は「広報ながのけん2019秋号『信州最前線~信州地域デザインセンター(UDC信州)』」を紹介し、コメントしたものです。

広報ながのけん2019秋号

 長野県の広報紙『広報ながのけん2019秋号』に、公・民・学連携の新たな拠点「信州地域デザインセンター(UDC信州)」が動き出したという記事が掲載されていました。

 UDCとはアーバンデザインセンターの略語です。行政や地域で活動する方々が連携し、さらに都市デザインの専門家がサポートするという形で行われるまちづくり組織や拠点のことを指します。UDCは全国に20拠点あるそうですが、県全体を対象エリアとする広域型UDCの設立は全国初の試みといいます。

 身近なところから「まちづくり」を考える場合、もちろん主体は市町村ということになります。しかし、市町村単独では困難なまちづくりがあったり、専門知識のある職員の確保ができなかったり、また同じ課題を抱える市町村をつなぎ、広域連携をした方がいい場合もあります。UDC信州は市町村からの相談を受け付け、解決策を一緒に考え、県内外の先進事例の紹介や課題にあわせた専門人材の派遣など、さまざまなサポートをするそうです。

 バックアップしてくれるのは、長野県だけでなく、UR都市機構、まちなみカントリープレス、信州大学、東京大学など。公・民・学がそれぞれの得意分野やネットワークを生かし、多彩な視点でサポートをしていくといいます。

 これまで私にとって「街」は、そこに「ある」ものでした。「作る」のは、行政のだれか…くらいの認識でしょうか。それが、今、問われているのは、私たち住民の一人一人の問題意識であり、参加意識であり、創造力と行動力…ということになります。そのための体制は整えられつつあるのです。

 そこで自らを振り返ってみました。果たして「信州地域デザインセンター」や地域の自治体に相談したいと思うような「まちづくり」への思いを持っているか、と。答えは、否です。日々、なにげなく「街」で過ごし、そこにあるものを無条件に、無感動に享受し、問題を発見しようなどという考えで生きてこなかったことに気付かされました。

 約半世紀生きてきた身として、どのような「街」を後世に残していったらいいのでしょうか。若い人のアイデアももちろんですが、人生を長く生きてきたからこそわかることもあるものです。まずは「問題意識」を持って日々を過ごすところから、私も参画していけたらと思います。

  • [筆者]「子供のお金教育を考える会」代表、文部科学省消費者教育アドバイザー、神奈川県消費生活審議会委員、経済教育学会理事 あんびるえつこ
  • [参考]広報ながのけん2019秋号

提供:マイ広報紙

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