[東京・世田谷区]認可外保育施設の質確保で無償化の対象を限定へ (2019/12/14 株式会社ぎょうせい)
東京都世田谷区(90万100人)は、幼児教育・保育の無償化で、経過措置として5年間無償化される、指導監督基準を満たしていない認可外保育施設の「保育の質」を確保するため、指導監督基準を満たす施設に無償化の対象を限定する条例の制定と21年4月からの施行を目指している。子どもの安全・安心の保障や「子どもを中心とした保育」を実践していくのが目的。
ただし、指導監督基準を満たしていない認可外保育施設の利用者の中には、認可保育所の申し込みをしたものの入園できず施設を利用している保護者がいることから、指導監督基準を満たしていない施設についても、同条例が施行されるまでの間は無償化することにしている。
(月刊「ガバナンス」2019年11月号・DATA BANK2019)
- 関連記事
- 世田谷区の人口・財政・選挙・議員報酬
- [当事者と地方議員]シングルマザー・貧困―三次ゆりか江東区議
- 保育士不足なのに保育士の給与はなぜ低い?
- 縦割りではない横に繋がる「チーム」で「子育てしたくなるまち日本一」を目指す
- [岐阜・岐阜市]いつでもどこでも学べる! YouTubeで公開 岐阜市の「幼児教育セミナー」
- 株式会社ぎょうせいは、1893年(明治26年)の創業以来、当社は各行政分野の専門法規集、都道府県・市区町村例規集など多数の行政・自治分野に関わる書籍を発行してきました。「月刊ガバナンス」は、自治体職員の総合情報誌として2001年(平成13年)に創刊し、自治体職員の皆様をはじめ、議員や地方自治に携わる多くの方々にご愛読いただいています。