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中国人の海外旅行:増加ペースが鈍る、「爆買い」に影響も  株式会社フィスコ 2015年12月3日

関連ワード : 中国 観光 

統計によると、中国人旅行客は海外での消費額は今年9月の250億米ドルから10月の190億米ドルまで低下したという。これは前年10月の160億米ドルを上回ったものの、同年同月比の増加率は昨年10月の約60%以上から約20%まで落ち込んだ。

UBSインベストメント・バンクが発表した10月時点の調査では、中間層以上の中国人が来年は海外に旅行する計画が平均で2.1回となり、昨年春の調査2.6回を下回った。UBSは、今年の海外旅行増加率は15%になると予測。これは過去平均の18%を下回る。

海外メディアは、中国人の海外旅行の増加傾向が継続すると予測。ただ、これまで50-60%というハイペースでの増加が見込まれないとの見方を示した。また、消費行動にも変化が生じており、今までのような大量に買い込むという「爆買い」行動が徐々に縮小していくと予測している。

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株式会社フィスコ
株式会社フィスコは、投資支援サービス等を提供するプロフェッショナル集団です。2013年4月19日に、インターネットを使った選挙活動を解禁する公職選挙法の改正に伴う新たなコンテンツ提供を発表し、各政治家の発言要約や影響分析のコンテンツ提供を開始しており、その付加価値向上に取り組んでいます。
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