政治から読み解く【経済と日本株】：阿部力也氏「拡大する通貨戦争」 株式会社フィスコ 2015年1月16日
世田谷区議会議員の阿部力也氏が「拡大する通貨戦争が世界経済を崩壊させようとしている。このままいけば、為替市場で始まった新しい危機がまたたく間に株式や債券、商品市場に波及し、パニックは世界中に広がるだろう。机上の空論ではない。同じことがかつて起きているのである。」とツイートしている。
日本時間昨夜18時過ぎにスイス中央銀行が発表した対ユーロでのスイスフラン上限撤廃を受けて、為替、株式市場は大混乱となった。当事国であるスイス株の打撃はもちろんのことだが、リスクオフ通貨である円は買われ、本日の東京市場では、ドル・円は116円前半、ユーロ・円は135円前半で推移している。
日経平均は一時16600円台前半と前日比では500円近い急落となっている。年始からさえない株価推移が続いているが、これまではギリシャ政治リスクや原油価格の低下に伴う思惑などが要因とされていた。今回のスイス当局が市場に与えたインパクトは昨日の欧州市場では正直消化されていないイメージ。本日の欧米市場の動きに注目が集まる。
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