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ギリシャ大統領選挙:造反者1人の決断待ち 株式会社フィスコ 2014年12月23日
関連ワード : ギリシャ
ギリシャ議会の大統領選挙で次期大統領が選出されなかった場合、議会は、解散・総選挙となり、緊縮財政に反対する急進左派連合(SYRIZA)の躍進が予想されており、ギリシャの金融危機が再燃する可能性が高まることになる。
ギリシャ議会は、300議席で、連立与党が155議席、無所属系が24議席、野党5党が121議席となっている。
17日の第1回投票では、選出条件の賛成200票に対して、賛成が160票(連立与党155+無所属系5)だった。
サマラス・ギリシャ首相は、与党擁立候補のディマス元欧州委員への支持が得られれば、欧州支持派の無所属系を連立政権に取り込み、2015年終盤に選挙を実施する、という譲歩案を提示した。
本日の第2回投票では、選出条件は200票だが、29日の第3回投票では、選出条件は180票となるため、連立与党155議席と無所属24議席で179票となり、野党からの造反者が1人出た場合、ディマス・ギリシャ大統領が誕生することになる。
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