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政治から読み解く【経済と日本株】:片山虎之助氏「実態経済を良くする第三の矢は?」 株式会社フィスコ 2014年11月4日
参議院議員の片山虎之助氏が「日銀の追加金融緩和策に続き、5兆円の経済政策、3兆円の補正予算案等が取沙汰されています。これで消費税再増税のお膳立てをする考えかも知りませんが、またまた第一の矢と第二の矢のみで、実態経済を良くする第三の矢の方は依然としてお留守なのは気になります。」とツイートしている。
先週末の31日13時44分に日本銀行は追加の金融緩和実施を発表した。市場関係者の心理状態としては「なんてこった」というほどのサプライズ緩和となった。市場は買い一辺倒となり、連休明けの東京市場では日経平均が7年ぶりの17000円台回復となっている。
電撃的な金融緩和とGPIFの運用比率の変更発表というダブルバズーカが炸裂したわけだが、市場はその影響を十分に織込めていない様子。結果としてGPIFの債券売りを日銀が買う構図となることから、財政法で禁止されている「マネタイゼーション」を指摘する声が上がる可能性もある。上値が重くなっている要因として、こういった思惑も働いているのかもしれない。
<MT>
- 株式会社フィスコは、投資支援サービス等を提供するプロフェッショナル集団です。2013年4月19日に、インターネットを使った選挙活動を解禁する公職選挙法の改正に伴う新たなコンテンツ提供を発表し、各政治家の発言要約や影響分析のコンテンツ提供を開始しており、その付加価値向上に取り組んでいます。