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政治から読み解く【経済と日本株】:山井和則氏「ホワイトカラー・エグゼンプションについて」  株式会社フィスコ 2014年8月18日

衆議院議員の山井和則氏は「実際、残業代ゼロ制度、ホワイトカラー・エグゼンプションが普及しているアメリカでは、長時間労働と賃金引き下げが問題となり、日本とは逆に、残業代ゼロ制度を縮小する改革が進みつつあります。1000万円の年収要件は法律にも明記されない、導入時の目安に過ぎないので、簡単に引き下げされます。」とツイートしている(6月18日)。

本日、伊藤忠商事、富士フイルムなど主要企業が、「ホワイトカラー・エグゼンプション」の導入検討を始めたと報じられている。政府は15年の法改正、16年春の施行を目指している。企業側としては労働組合との協議などに時間がかかることで、法制化の前に検討を開始したもよう。

今のところ、上記の2社のほか、HOYA、東芝、日立製作所、タカラトミーが導入を検討しているもよう。富士フイルムHDCEOの古森重隆氏、日立製作所会長の中西宏明氏は安倍首相の財界応援団のメンバーと目されている。日本を代表する大手企業が最初に動くことで、成長戦略の推進を加速化させる狙いもありそうだ。

<MT>

株式会社フィスコ
株式会社フィスコは、投資支援サービス等を提供するプロフェッショナル集団です。2013年4月19日に、インターネットを使った選挙活動を解禁する公職選挙法の改正に伴う新たなコンテンツ提供を発表し、各政治家の発言要約や影響分析のコンテンツ提供を開始しており、その付加価値向上に取り組んでいます。