ウクライナ大統領選監視要員に委嘱状 25日の大統領選に向けて出発 ネット選挙ドットコム 2014年5月21日
今月25日に行われるウクライナ大統領選挙。その大統領選挙に監視要員として参加する有識者への委嘱状交付式が外務省で19日、行われた。
岸田文雄外相は、有識者4人のうち前在ウクライナ日本大使館専門調査員の梅林正樹氏(41)と北海道大学スラブ研究所研究員の藤森信吉氏(45)に委嘱状を手渡した。外務省が19日、発表した。
今回、交付式に出席できなかった獨協大学国際教養学部教授の浦部浩之氏(48)とロシア高等経済大学大学院助手の津田美樹氏(27)に対しても同様に業務が委嘱され、監視要員として派遣される。
(画像は外務省・報道発表より)
梅林、藤森両氏は20日に日本を出発し、欧州安保協力機構(OSCE)の選挙監視団に参加することとなる。任期は29日まで。
岸田外相は両氏に「ウクライナの安定化のために大変重要な選挙であり、日本政府としての国際貢献の一環として、自由で公正な選挙が確保されるよう、しっかりと業務を務めてもらいたい」と述べた。
それに対し、両氏から監視業務を務めるにあたっての決意と抱負が語られた。日本からは、梅林、藤森両氏と交付式に出席できなかった2氏の有識者4人と現地大使館員2人がOSCE/民主制度・人権事務所(ODIHR)が組織する選挙監視団に参加。
この他に、日本政府の監視員として、大使館員4人がウクライナ中央選挙管理委員会に登録、監視活動にあたるという。
▼外部リンク
外務省・報道発表/ウクライナ大統領選挙の監視要員に対する委嘱状交付
http://www.mofa.go.jp/press22_000056.html
外務省・報道発表/ウクライナ大統領選挙への選挙監視要員の派遣
http://www.mofa.go.jp/press4_000866.html