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【社会】“ツンデレ妹型”お掃除ロボットをシャープが開発!? 海外「ヤンデレ型も作ってくれ」  ニュースフィア 2014年3月28日

 シャープのお掃除ロボット『COCOROBO』は、外見はよくあるお掃除ロボットだが、人工知能と音声認識エンジンを搭載し、声でコミュニケーションできるという特徴的機能を備えている。

 今回、そのCOCOROBOに、ツンデレ妹型キャラが搭載された。その名も「プレミアムなCOCOROBO」。ゲーマー向け情報サイト『Kotaku』が紹介している。

萌え萌えなお掃除ロボット登場

 シャープによると、「かわいらしい妹のようなロボット家電と暮らしたい」、「魅力的な声のロボット家電と会話を楽しみたい」というユーザーの声に応え、「声優×漫画家×家電という異業種のコラボレーションにより誕生した特別なモデル」だという。

 声を担当するのは、『アイカツ!』『彼女がフラグをおられたら』などに出演する16歳の木戸衣吹さん。ユーザーはこの「プレココちゃん」と、さまざまな日常会話を楽しむことができるという。

 まだ試作機の段階で、一般販売の予定は立ってない。同社では現在、実機モニターを11人募集している(3月31日~4月7日まで)

海外ネットユーザーの反応は

 このニュースに対して、大手ソーシャルニュースサイト『レディット』には、以下のようなコメントが寄せられた。

日本なら、こういうことをやるってわかってた。
・欲しい! でも自分には買えないぐらい高いんだろうな…。
・ヤンデレ型も必要。もしそいつが他の一般的な掃除機を目にしたら、「新しい掃除機、買ったんだ…」とつぶやいて虚空を見つめ、そのあとあなたを(以下略)

 しかし、「うおおおい。こういう掃除機かよ。なんかもっと…違うのを想像してたよ」と、“コレジャナイ”感を表現したユーザーもいた。

夢の人型ロボット。しかしそこには困難が

 やはり、ロボットの究極の形は人型なのだろう。しかし、人型ロボットの製作には、避けて通れない困難がある。「不気味の谷現象」である。米ニュースサイト「ビジネス・インサイダー」は、『日本発のクレイジーな新ロボットたちを見よ』と題した記事の中で、この問題を詳しく取り上げている。

 ロボットの見た目が人間に近づくほど、それだけ魅力に富んだものになる。しかしそれが「人間らしすぎる」ようになると、一転して嫌悪を感じさせるものになる。さらに進み、本物の人間と見分けがつかなくなるところまで来れば、ロボットは再び魅力的になる、と同記事は「不気味の谷」を解説している。

 この概念は、早くも1970年に、日本のロボット工学者、森政弘博士によって提唱されたものだ。定量的に確かめることが困難だったことから、「仮説に過ぎない」と批判を受けることもこれまであった。しかし、この記事で写真付きで紹介されているロボットのいくつかは、「不気味の谷」の実在を感じさせるに十分なものだ。

風変りなロボットたち

 記事では、さまざまなロボットが以下のように紹介されている。

インフルエンザ診断トレーニング用ロボット。気色悪い。
5歳女児そっくりに作られたロボット“Repliee R-1”。「不気味の谷」がどれほどぞっとするものなのか、かなりはっきりと示す例。
女性の頭部だけのロボット「かおりちゃん」。息が臭いかどうかを教えてくれる。震災後、皆が笑えるロボットを作ろうとしたとのこと。

 人型以外では、

お掃除ロボットMOCORO。蛍光色の転がり草のように床を転がり回る。ソファの下のほこり玉をキャッチ。
じゃんけんロボット。どんな人間の対戦相手も打ち負かすことができる。
ロボットハンド「VR TENGA」。VRヘッドセットのオキュラス・リフトで展開される映像に、肉体的フィードバックを与える。

おもしろいだけじゃない

 記事は、工業用ロボット、人型以外のロボットにかけては、日本はすでに大きく成功している、と認めている。また、タイム誌によると、日本の産業界では、世界のどの国よりも多い25万台の工業用ロボットが使用されている。さらに、2025年までには100万台を超える見通しであるという。

「20世紀、日本において自動車産業が果たした役割を、21世紀にはロボット工学が果たすだろう」、というミシガン大学教授の言葉を、同誌は紹介している。

提供:ニュースフィア