【社会】トヨタのハイブリット車、総販売台数600万を突破 欧米で大人気の理由は? NewSphere(ニュースフィア) 2014年1月20日
15日、トヨタは、2013年のハイブリット車の国内外の販売台数が127.9万に達したと発表した。
トヨタは、121.9万台を売り上げた2012年に続き、年間販売台数100万を再度突破した。2013年12月31日の時点で、トヨタは6,072,000台のハイブリッド車を販売し、600万台の壁を越えた。現在のペースで行くと、9か月ごとにハイブリッド車を100万台販売していることになる。
トヨタのハイブリット車は海外で評価が高い。アメリカの車情報サイトtorquenewsによると、トヨタはプリウスで有名だが、去年は他のハイブリッド車モデルでもアメリカのエコカー賞を数々受賞している。トヨタのハイブリッド車はアメリカだけでなく、ヨーロッパにおいても大人気である。当サイトの推計によると、ヨーロッパで、トヨタは647,000台のハイブリッド車を販売した。これは、ヨーロッパ中の車会社がアメリカで販売したハイブリッド車の合計よりも多い。
トヨタのハイブリッド車はなぜこんなに人気なのか?
燃費の良さはお墨付き
電気自動車は排気管がなく、それゆえに一番環境に良い車といえる。しかし、torquenewsによると、去年アメリカで電気自動車は60,000台しか販売されなかった。トヨタのハイブリッド車の燃費の良さと比較すると、電気自動車の燃費はそれほどでもないのが原因とされている。
トヨタの推計によると、2013年12月末までに販売したハイブリッド車のCO2抑制効果は約4,100万トンに上る。さらにガソリン消費抑制量は約1,500万KLとなった。
トヨタのハイブリッド車の進撃は続く
トヨタは2015年に水素燃料電池車の製造を開始する予定だ。しかし、引き続き軸足はハイブリッド車にある、とアメリカの車情報サイトGreen Car Reportsは伝えている。去年10月、トヨタの“プリウスの父”内山田竹志会長は、トヨタにとってハイブリッド車は電気自動車より重要であると述べた。
トヨタは現在24種のハイブリット車とプラグインハイブリット車を約80の国で販売している、とアメリカの車情報サイトAutomotive Newsは伝えている。
トヨタは、向こう2年間に、さらに15種類のハイブリッド車を販売開始する計画である。低価格の小型車プリウスCから始まり、ほとんどすべての車種とSUV車のハイブリッドモデルが販売されるようになる。55mpgの燃費を達成していると思われる新型プリウスも、間もなくお目見えする。プラグイン型の第4世代プリウスは少なくとも10マイルのEV走行が可能となると期待されている。