【選挙】福島市長選 新人の小林香氏が初当選!「変えよう!福島」復興に意欲 ネット選挙ドットコム 2013年11月21日
任期満了に伴う福島市長選は17日、投開票され、無所属・新人で元環境省東北地方環境事務所長の小林香氏(54)が4選を目指した現職の瀬戸孝則氏(66)に大差をつけ、初当選した。
午後9時25分確定の開票速報によると、小林香氏は7万2,441票を獲得、瀬戸孝則氏は3万2,851票、共産・新人の,山田裕(ゆたか)氏は7,620票という結果だった。
小林氏は、自民党、公明党、社民党それぞれの地元支部からの推薦を受けていた現職の瀬戸氏とは対照的に、政党からの推薦や支持はなかったが、「迅速な除染」などを公約に掲げ、復興政策に不満を持つ幅広い層から支持を集めた。
投票率は49.10%で、過去最低だった前回(38.18%)を10.92ポイント上回った。
小林氏は、「変えよう!福島」をキャッチフレーズに、市政刷新を主張。東日本大震災時、環境省東北地方事務所長を務めており、東北の被災地をあちこち回り、対応してきた。「世界のフクシマ」のイメージをマイナスから大きなプラスにするために、市民と一緒に福島市を変えていくことを目指す。
小林氏は、選挙戦の焦点になった汚染土の仮置き場設置について、報道各社のインタビューに対し、「市役所が主導で進めていく」考えを示した。
福島県内では、4月に郡山市、9月にいわき市で市長選挙が行われ、いずれも現職が新人に敗れている。
小林氏は昭和34年生まれの54歳。中央大学法学部を卒業、英国サセックス大学大学院修士課程を修了。その後、昭和63年、財務省関税局、国際局を経て、環境省に移り、平成21年から東北地方環境事務所の所長を務め、平成23年3月11日以降は、東日本大震災に対応してきた。今年7月に市長選に立候補するため退職。
▼外部リンク
小林かおる 公式サイト
http://kaoru-kobayashi.jp/
福島市 市政情報
http://www.city.fukushima.fukushima.jp/life/11/