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【外交】日本、アメリカへの影響力拡大? ケネディ駐日大使就任へ  NewSphere(ニュースフィア) 2013年11月15日

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 キャロライン・ケネディ氏(55歳)は12日、ワシントンで行なわれた宣誓就任式で、駐日米国大使として正式に任命された。15日に着任予定。

 ケネディ氏は、弁護士、作家、数多くのNPO代表という顔を持つ。2008年のアメリカ大統領選挙では、バラク・オバマ現大統領を強力に支援した。

 就任予定が日本で報道されたのは2月であったが、時間がかかる手続きと、米国会で予算審議が膠着していたため、就任が確定したのは10月だった。

ケネディ氏と日本のつながり

 ケネディ氏は、人気が高かったものの暗殺されたジョン・F・ケネディ元大統領の娘。ケネディ一族からは、多くの政治家が出ている。

 ケネディ氏は日本との直接的なつながりはないが、父のケネディ元大統領は、戦後の日米関係修復に重要な役割を果たした、とニューヨーク・タイムズ紙が取り上げている。1960年に結ばれた日米安全保障条約により、アメリカが沖縄に米軍基地を配置したことで、両国関係は悪化した。ケネディ大統領は関係改善のため、日本人の妻を持つ東洋史研究者のライシャワー氏を、駐日大使として日本に派遣。さらに、実弟のロバート・F・ケネディ氏にも日本を訪問させたことを、同紙は紹介した。

 なおケネディ氏は、叔父のエドワード・M・ケネディ上院議員に同伴し1978年に初めて来日。また独身時代には広島へ旅行し、新婚旅行は京都だったという。

日本へのメッセージ

 ケネディ氏は13日、米国大使館のホームページで、日本へ向けて動画で自己紹介をしている。ニューヨークの自宅で撮影されたものだとワシントン・ポスト紙が報じている。

 同氏は映像の冒頭、「こんにちは、キャロライン・ケネディです」とアメリカ風の気さくな態度で、「オバマ大統領から駐日米国大使の指名を受け、とても光栄に思います」と挨拶している。

 また、「公務に尽くす家庭で育った私は、真摯な対話と協力を通じ困難を解決する姿を見てきました。これは私の人生の目標でもあります」「大使として日米の緊密な友好関係、戦略的同盟・経済的協力を発展させていきたいと思います」と抱負を語っている。

日米関係に与える影響

 ケネディ氏は、オバマ大統領の強力な支持者だ、と海外各紙は報じている。

 ニューヨーク・タイムズ紙によると、ケリー米国務長官は12日、ケネディ氏は日本についての専門的な知識はないが、オバマ政権との密接なつながりがある、と述べたという。ケリー長官は、日本は「大統領の耳とも言える人物を大使に迎えようとしている」ことを理解しているだろうとし、そのような人物を受け入れることは、「外交政策を行なううえで非常に重要なことだ」と同氏就任の重要性を強調した。

 駐日米国大使はこれまでも政治的に重要な人物が務めてきた。オバマ政権と近いケネディ氏の駐日大使就任は、日本のアメリカへの影響力拡大を示唆している、と同紙は報じた。

提供:NewSphere(ニュースフィア)

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