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【LM推進地議連連載/リレーコラム47~地方議員は今~】

第118回 村議会にも会派を (2015/1/14 福島県西郷村議会議員 佐藤厚潮/LM推進地議連会員)

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政治山では、政策立案を行う「政策型議員」を目指す地方議員らで構成される「ローカル・マニフェスト推進地方議員連盟」(略称:LM推進地議連)と連携し、連載・コラムを掲載します。地域主権、地方分権時代をリードし、真の地方自治を確立し実践するために設立された団体のメンバーが、それぞれの実践や自らの考えを毎週発信していきます。現在は、全国47都道府県の議員にご登場いただき、地域の特色や問題点などを語っていただく「リレーコラム47~地方議員は今~」を連載しています。第118回は、福島県西郷村議会議員の佐藤厚潮氏による「村議会にも会派を」をお届けします。

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 西郷村は福島県と栃木県との県境に位置し、人口は約2万人で全国第3位、人口増加率、高齢化率の低さ共に福島県内では2番目です。新幹線が止まる村として不交付団体にもなったことがあり、財政が比較的豊かな村です。

今取り組んでいること―村議会にも会派を

 議会は議員定数18(欠員1)で、会派が1つと共産党2人の議員団があります。今ある会派は村長与党の議員の会派ですが、8人のため少数与党の状態です。

 地方議会は二元代表制であるため、与党と野党に色分けするのはナンセンスではないかという意見もありますが、個人で活動するよりは会派等のグループの方が、政治的な活動を行う上では効果的にできると思います。例えば議論の場が増えるし、先進地視察や議員研修会に参加するなどの政務活動を行いやすくなると思います。

 当村では政務活動費が議員1人につき1カ月2万円支給されていますが、当該会派では、8人の政務活動費を一括に管理し、議会報告のための会報印刷、新聞折り込み代、視察に係る旅費、議員研修に参加する際の研修費、資料やホームページの維持費等に活用し、毎年村民にその使いみちを報告しております。

 会派での活動が村政進展に役立っていることが、多くの村民に認知されるようになってからは、首長の報酬を一方的に削減したり、国からの補助で建設が決まっていた体育施設を議会で否決したりと村民の民意に反する決議を行うなど、数の力で村政を混乱させていた議員に対しての村民の目が厳しくなりました(民意に反する決議だったことは、翌年の村長選挙で証明されました)。

 西郷村は議会報もなく、議会報告会も開催していませんので、議会改革が進んでいるとは言いがたい自治体ではありますが、インターネットによる議会中継と録画の公開は3年前から行っています。特に挙手による採決時には、賛成者と反対者が映像で映し出させるため、誰が議案に賛成したか、反対したか明確に村民が知ることができます。今後は議員に配布される資料やデータもネットで見ることができるように検討する必要があると思います。

 今後は議員の質を向上させるためにも、定数の削減は喫緊の課題だと思います。今年度は定数適正化検討特別委員会を設置し、定数削減に向けて取り組んでいるところです。

佐藤厚潮氏著者プロフィール
佐藤厚潮(さとう あつしお)
西郷村議会議員。2007年の統一地方選挙に立候補し18人中2番目で初当選。福島原発事故直後の2期目は、子供たちの放射能被ばく量を測るためのガラスバッジ装着に反対し、落選。2014年補欠選挙で再選し現在に至る。
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