[東京・台東区]隅田川花火大会~明るい都会でみる花火。 (2019/7/17 マイ広報紙)
この記事は「広報たいとう 令和元年7月5日号『第42回隅田川花火大会 7月27日(土)』」を紹介し、コメントしたものです。
いよいよ夏休みがはじまります。夏休みの間の楽しみのひとつが花火大会です。現在、「マイ広報紙」サイトでも“特集 花火イベント”が掲載されていて、全国的に有名な花火大会から地域の花火大会まで数多くのイベントが紹介されています。
今回は、そのなかから東京都台東区『広報たいとう』令和元年7月5日号の“第42回隅田川花火大会 7月27日(土)”を取りあげます。この記事は、日本で最も有名な花火大会のひとつである隅田川花火大会を紹介するものです。
この花火大会は、享保18年(1733)に始まった両国の花火を受け継いでいます。昭和53年に復活してから今回で42回目になります。日本における花火の歴史については、1543年に種子島に鉄砲・火薬が伝来し、これを期に火薬が広まり、その中から花火が発生したとあります(国立国会図書館ホームページ)。
江戸時代になると日本中に花火が広がったそうです。江戸時代に庶民が花火を楽しむ様子は、歌川広重や葛飾北斎をはじめとして多くの絵師によって錦絵(にしきえ)として描かれました。『両国花火之図』(歌川豊国)に描かれた両国橋の大勢の見物客をみると、江戸時代も現在と変わらない賑わいだったことがうかがい知れます。
江戸時代の花火は(「和火(わび)」)と呼ばれる橙色のごく暗い光でした。現在の花火はリチウムやナトリウムをはじめとするさまざまな元素の炎色反応やアルミニウムやマグネシウムによる燃焼温度の上昇によって色鮮やかな色を実現しているそうです。都会の明るい夜でも花火をきれいに見ることができる理由がわかりました。
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- [筆者](一社)自治体広報広聴研究所代表、公共コミュニケーション学会理事、元自治体職員、東京都在住 金井茂樹
- [参考]広報たいとう 令和元年7月5日号
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