[岡山・高梁市]未来の環境を考える。 (2019/6/25 マイ広報紙)
この記事は「広報たかはし 2019年6月号(176号)『(特集) 「ごみ」について考えよう(1)』『(特集) 「ごみ」について考えよう(2)』」を紹介し、コメントしたものです。
環境省は、今年の3月に平成29年度における全国の一般廃棄物の排出及び処理状況の調査結果を取りまとめました。この調査によると、日本におけるごみの総排出量は4,289万トンで、東京ドーム約115杯分になるそうです。1人1日当たりのごみ排出量は減少傾向にあるようですが、多くの自治体がごみの削減に向けてさまざまな取り組みを行っています。
今回は、ごみを特集する岡山県高梁市「広報たかはし」2019年6月号(176号)の“特集「ごみ」について考えよう(1)(2)”を取りあげます。この記事は、高梁市でのごみ排出量の現状報告とともに、1人当たりのごみ処理費用について解説をしています。高梁市における平成29年度のごみ排出総量は前年度よりも減少しているようですが、人口の減少以上には排出量が減少していない、つまり1人あたりのごみの量が増加していることが問題とされています。また、その結果として1人当たりの処理費用が増加しているとのことです。高梁市民の1人1日当たりのごみの量は688グラムと説明されていますが、環境省の調査では日本全国平均1人1日当たりのごみ排出量は920グラムという結果です。全国平均よりも排出量が少ない高梁市の方は未来の環境を真剣に考えていると言えるかもしれません。
最近、5ミリ以下の微小な粒である「マイクロプラスチック」、さらに小さい「マイクロビーズ」による環境への影響が世界的に注目されました。日常的に使用しているものが環境にマイナスの影響を与えていることに驚きました。環境に関わる情報には常に敏感でいたいものです。
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- [筆者](一社)自治体広報広聴研究所代表、公共コミュニケーション学会理事、元自治体職員、東京都在住 金井茂樹
- [参考]広報たかはし 2019年6月号(176号)
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