[神奈川・愛川町]“水害から身を守る方法”は何度でも確認する価値がある! (2017/7/11 金井茂樹)
この記事は「「広報あいかわ」平成29年7月1日号『備えはOK!?風水害から身を守ろう!』」を紹介し、コメントしたものです。
例年7月中旬~月末にかけて九州南部から東北北部までが順次梅雨明けとなりますが、まだまだ局地的な集中豪雨や長雨による水害への注意が必要です。最近は日本各地で予想を超える雨が降り甚大な被害が出ています。夏から秋にかけて集中豪雨や台風による災害から身を守るための記事が自治体広報紙にも数多く掲載されています。
今回は、風水害に関連した記事のなかから神奈川県愛川町の「広報あいかわ」平成29年7月1日号の「備えはOK!?風水害から身を守ろう!」を取りあげます。この記事には、風水害から身を守るために、愛川町が発令する緊急度に応じた3段階の「風水害の避難情報」(避難準備・勧告・指示)をはじめ、避難時の心得や災害・防災情報の入手方法など、適切かつ迅速な避難行動をとるために必要なことが解説されています。この記事はすでに多くの人が知っている内容とは思いますが、身を守るための“基本”は何度でも繰り返し読む価値があります。広報紙に掲載される記事を見るたびに、あらためて家族で確認することが大切です。
集団避難行動の際に気を付けることとして、“お・か・し・も・ち”を守ることが大切だといわれます。「お」=押さない、「か」=駆け出さない、「し」=しゃべらない、「も」=戻らない、「ち」=近寄らない、ということです。これは学校での避難訓練の時に守るルールとされていますが、「戻らない」、「近寄らない」の二つは、大人だからこそ気を付けるべきルールです。私たちには、危険が迫っても「大丈夫だ」と思い込んで逃げようとしない「正常性バイアス」という心理があるそうです。大雨・洪水・暴風のときにこそ、正常性バイアスが働くということを自覚したうえで適切な行動をとりたいと思います。
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- [筆者]「自治体広報広聴研究所」代表、公共コミュニケーション学会会員、元自治体職員、東京都在住 金井茂樹
- [参考]広報あいかわ 平成29年7月1日号