[秋田・能代市]【働く女性の注目記事】巧妙化・悪質化する詐欺の手から高齢者を守ろう! (2016/10/6 野口 由佳)
この記事は「広報のしろ 平成28年9月25日号『消費一口メモ89』」を紹介し、コメントしたものです。
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「オレオレ詐欺」これは有名ですよね? 息子や娘のふりをしてお金を取る典型的な詐欺の手段です。しかし皆さん! これはすでに一昔前の話です。
秋田県能代市発行の「広報のしろ 平成28年9月25日号 消費一口メモ89」を見て、私も驚きました。なんと最近の詐欺の手段は、“自動音声”にまで進化しているとのこと。「電話料金の返還」や「電話使用の停止」など、誰でもつい信用してしまいそうな文言を使って個人情報や金銭を要求する新たな手口です。
他にも、マイナンバー制度やオリンピックに便乗した詐欺、レターパックなどを利用した送付型の詐欺、ロト6の番号を教えるというウソの情報料詐欺など、近年その手段が巧妙化しています。
こうした巧みな手段を取られると、若い世代の私達でさえも、的確に判断できるか不安になります。これでは、高齢者が騙されないようにするのは難しいですね。
実際、こうした詐欺の被害件数の79%が65歳以上の高齢者であり、過去5年間で被害相談件数は3倍に増加。平均被害額はなんと447万円。非常に深刻な状況です。
恐ろしいことに、一度騙された人は詐欺集団の「カモリスト」に載り、再び狙われると言います。
では、詐欺から高齢者を守るにはどうしたらいいのか?
政府広報にこんな4か条が載っています。
1、日ごろから家族でよく話し合う
2、電話でお金の話はしない
3、家族の「合言葉」を決める
4、常に「留守番電話」に設定する
「毎日話せば詐欺は防げる」
家族のちょっとした気遣いで、高齢者を詐欺から守ることができます。ぜひ、皆さんも取り入れてみてください。