[愛知・尾張旭市]9月21日~30日 秋の交通安全市民運動 (2016/9/20 金井茂樹)
この記事は「広報おわりあさひ 2016年9月15日号『9月21日~30日 秋の交通安全市民運動』」を紹介し、コメントしたものです。
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9月21日(水)から30日(金)までの10日間、「秋の全国交通安全運動」が行われます(最終日の9月30日は「交通事故死ゼロを目指す日」)。この全国交通安全運動は、毎年、春と秋の2回実施され、交通事故の防止を図ることが目的とされています。通学中の子どもたちが巻き込まれる交通事故や高齢者の交通事故死亡数が増加していることから、今年の秋の運動では、“子どもと高齢者の交通事故防止”が基本とされました(国土交通省ホームページ)。毎年、この時期には自治体広報紙に交通安全に関連した記事が数多く掲載されます。
今回は、その記事のなかから愛知県尾張旭市「広報おわりあさひ」2016年9月15日号に掲載された「9月21日~30日 秋の交通安全市民運動」を取りあげます。この記事では、“市が実施する運動”と“家庭でできる交通安全対策”に分けて説明がされています。そのなかに、歩行者の注意として、「外出時は目立つ色の衣服や反射材を着用する」とあります。秋になると日没時間が急速に早まり、夕暮れ時や夜間に子どもが巻き込まれる交通事故が多発しているそうです。白や黄色の明るい色の服は黒色の服よりも視認性が高いことが様々な実験から分かっていますので、子どもには交通安全の観点から明るい色・目立つ色の服を選ぶことが大切だと思います。
最近では、交通事故から子どもたちを守るために、JIS-T8127に関連して、“子ども用の高視認性安全服”が規格化される動きがあります。通園通学時や課外活動の時に着用する幼稚園児・小学生を対象としたものや自転車通学をする中学生・高校生を対象としたものがあるそうです。交通事故減少につながる安全な服が早く普及してほしいと思います。
☆子ども用の高視認性安全服の詳細は、一般財団法人日本交通安全教育普及協会ホームページに掲載されています。
☆尾張旭市のイメージキャラクターは「あさぴー」です。
- [筆者]「自治体広報広聴研究所」代表、公共コミュニケーション学会会員、元自治体職員、東京都在住 金井茂樹
- [参考]広報おわりあさひ 2016年9月15日号