[静岡・裾野市]【働く女性の注目記事】ぬいぐるみと夢の世界へ『図書館のぬいぐるみお泊り会』 (2015/12/31 秋山ゆうこ)
この記事は「広報すその 平成27年12月15日号『ぬいぐるみたちが夜の図書館を探検11月10日』」を紹介し、コメントしたものです。
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今回とりあげる記事は『図書館のぬいぐるみお泊り会』についてです。
アメリカの図書館で「もっと本を読んで欲しい」「図書館に興味を持って欲しい」という思いから始まったイベントで、いまでは日本全国の図書館に広がっている子ども達に人気の企画です。
お気に入りのぬいぐるみを図書館の職員に預け、ぬいぐるみたちが図書館に“お泊り”します。来館者がいない夜の図書館で、普段は見られない館内をぬいぐるみが探検するのです。気になる本を読んだり司書さんのお手伝いをして書架の整理をしたり・・・そんな様子を図書館職員の方が撮影してくれてアルバムなどにしてくれます。
ぬいぐるみを預けた子ども達は、いつも一緒に暮らしているぬいぐるみが図書館を満喫している様子を羨ましがったり、不思議に思ったりするそうです。子ども達は分身のようなぬいぐるみを通して図書館を体感し、本に親しみを持つことができるのでしょう。
静岡県裾野市の鈴木図書館でおこなわれた『ぬいぐるみお泊り会』のイベントは大盛況だったようです。広報には、「ギョーザのレシピ」が書かれた1冊の本をたくさんのぬいぐるみで読んでいる写真が掲載されています。その愛らしさは何とも言えません。ぬいぐるみを預けた子ども達は、図書館を身近に感じると同時に大きくなっても記憶に残る素敵な思い出になることでしょう。
本を読まない子どもが増えているというニュースも聞きますが、このような図書館の取り組みが本と出合う喜びに気づくきっかけになると感じました。