[東京・葛飾区]【働く女性の注目記事】「イカのおすし」を知っていますか? 家庭で話そう、防犯のこと。 (2015/11/19 菅田亮子)
この記事は「広報かつしか 平成27年11月5日号『家庭でできる取り組み』」を紹介し、コメントしたものです。
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葛飾区の広報かつしか11月5日号で、子どもを犯罪から守るための5つの約束「イカのおすし」を紹介しています。
知らない人にはついて「いか」ない
知らない人の車には「の」らない
何かあったら「お」おごえを出す
「す」ぐ逃げる
何かあったら必ず「し」らせる。
東京都と警視庁が考案したとされるこの標語は全国で防犯教育に使われ、娘も小学校で教わってきました。重要なことがすべて盛り込まれていてなるほどと思うのですが、とっさに言わせると「の」は何だっけ?となったりしてちょっとアヤシイ。はたして子どもの意識にどの程度浸透しているのかと疑問に思うことも。
そこで私はこう考えます。大切なのは標語を唱えさせることではなく、日頃から様々なケースを想定して、こんなことが危ない、こういう時はどうする、といったことについて子どもと一緒に考えることではないかと。
たとえば道に車が止まっていたら「車のすぐそばは通らないようにしようね」「車に追いかけられたらどっちに逃げる?(正解は車の向きと反対方向)」という話をする。時には大声を出すことや防犯ブザーを鳴らす練習をする。小学校低学年くらいだと、不審者を自分で撃退できる(!)と思っている場合がありますが、「逃げるが勝ち」ということを理解させる。
子どもにとっては「こんなことが自分の身に起こったら」とイメージしてみて初めて「イカのおすし」はこういうことかと腑に落ちるのではないでしょうか。葛飾区が「家庭でできる」取り組みとして挙げるとおり、学校任せではなく家庭でこそ、普段から折にふれて話題にしていきたいですね。