[大阪市]【働く女性の注目記事】歯科健康相談を受けて、めざせ「8020」! (2015/11/12 橘高子)
この記事は「大阪府大阪市の広報みなと 平成27年11月号『歯科健康相談』」を紹介し、コメントしたものです。
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「8020運動」という言葉を聞いたことがありますか。まだご存知ない方が多いかもしれませんね。
しっかり噛んで食べるには20本の歯が必要だと言われていますが、残念ながら、日本人は虫歯や歯周病で歯を失ってしまうことが多く、自分の歯を20本残しておける人は少数です。日本は世界有数の長寿国ですが、40歳ぐらいから歯の本数が減り始め、80歳を過ぎると平均8.21本になってしまうそうです。歯の寿命は全く追いついていないのですね。そこで、歯の健康を守るために厚生労働省と日本歯科医師会が平成元年から推進しているのが、80歳まで20本の歯を残そう、という「8020運動」です。
「8020」を実現するため、各地の市町村では「歯科健康相談」を行っています。歯のトラブルと一口にいっても、歯が痛い、歯が抜けてしまった、歯がグラグラするというトラブルから、入れ歯が合わない、インプラント手術を受けたい、子どもの歯並びが気になる、口臭が気になる、といった問題まで様々です。そのような問題について、歯医者さんが無料で助言、指導を行ってくれます。
笑う、話す、食べる。人生の喜びはお口と大きく関わっています。歯を残しておける人は、生涯にかかる医療費も少なくてすむという見逃せない統計もあります。お口のトラブルを抱えている方、歯医者には行きにくいという方、一度市町村で行っている歯科健康相談に行ってみてはいかかでしょうか。
- [参考]広報みなと 平成27年11月号