[東京・杉並区]杉並のおいしい給食をぜひ皆さんのご家庭で! (2015/10/1 公共コミュニケーション学会 広報紙オープンデータ研究会 自治体広報担当)
この記事は「広報すぎなみ 平成27年9月11日 NO.2140『杉並のおいしい給食をぜひ皆さんのご家庭で!』」を紹介し、コメントしたものです。
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ここの所、マイ広報紙トップページで目を引くのが、「食欲の秋、グルメ&収穫体験特集」という文字。運営事務局が各自治体の記事を選別してまとめた特集の中でも、特に興味がそそられました。
その特集を開いてみて、気になったのが杉並区の「杉並のおいしい給食をぜひ皆さんのご家庭で!」という記事です。
学校給食を食べる体験かとも思い記事を読むと、予想と違い、給食の人気メニューのレシピを検索サイト「クックパッド」を通じて掲載をするというものでした。
狙いは、給食のメニューを広く知ってもらうことや子どもたちの食育に役立つことのようです。
食を通じて地域等を理解することや、食文化の継承を図ること、自然の恵みや生産者への感謝などを学んでいくことである食育という考え方も世の中に馴染んできつつあるかと思います。
学校給食は、子どもたちが食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身に付けることができるよう取り組んでいる、まさに食育の最前線。地域で採れた野菜を使ったり、季節感ある献立や伝統的な料理を提供したりなど、工夫がなされています。
私が給食を食べていた当時も、「今日の給食の献立は何か」とか「人気メニューの日はいつか」などは友人たちの間で非常に関心が高い事柄でしたし、子どもがいる家庭でも、給食の話題は比較的登場頻度が高いのではないでしょうか。
人気の給食のレシピを家庭でも実際に料理してみることで、家庭内でのコミュニケーションのきっかけとしても機能しますし、大人も地域や食を見直すきっかけになる面白い取り組みだと思いました。
人気メニューを実際に料理してみて、自分が食べていた給食の献立と比べたり、各々の思い出を話したりするのも面白いかもしれませんね。
- [筆者]公共コミュニケーション学会 広報紙オープンデータ研究会 自治体広報担当
- [参考]広報すぎなみ 平成27年9月11日 NO.2140