[福島・楢葉町]応援がいっぱい!『花とみどりのプロジェクト』花のチカラ植えました (2015/8/27 公共コミュニケーション学会 広報紙オープンデータ研究会 自治体広報担当)
まちじゅうを花でいっぱいにするプロジェクト。
このプロジェクトは、市役所や市民だけでなく、まちの生花店、他県からの楢葉町の応援団(ファン)も交えての広域な活動になっています。
その活動の参加者に地元のカフェの方から差し入れられ、振る舞われた冷たい飲み物。お金をかけて花を整備するのではなく、ひとの想いで植える花々。その想いに引き寄せられるひと。魅力的なまちですね。
街中が、アヤメ、ひまわり、マリーゴールド、サルビアなど、色とりどりの花に敷き詰められている様子が目に浮かび、そこにいる人の様子、会話、笑顔などを想像させてくれます。
その素敵な和の中に入ってみたい。そう思わせてくれる広報誌。
つながってみたいと思わずにはいられません。もう少し、活動の様子が知りたくなり、覗いてみようかなと思いました。
同号の紙面には、避難解除の記事があります。
行政が「帰郷への支援」を段階的に丁寧に実施している様子、個人によって状況が異なるため、ひとり一人に気遣い語り掛けるような言葉が心にしみます。
私のまちも少なからず放射線の影響をうけており、他人事ではないので、余計にそう思うのかもしれません。
震災後4年経っても、避難している人がいるという状況の中、「花の持つ力」「ひとのつながりの持つ力」は計り知れないのかもしれませんね。
とても可能性を感じる素敵な広報誌です。
- [筆者]公共コミュニケーション学会 広報紙オープンデータ研究会 自治体広報担当
- [参考]広報ならは 平成27年号外8月号(第49号)