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人事データの一元化がなぜ強固な経営を推進するのか (2019/1/31 瓦版

関連ワード : IT 労働・雇用 

デジタル・トランスフォーメーション(DX)が企業変革の重要課題となりつつある。デジタル化に遅れると、その先にあるAI化に遅れ、連鎖的に悪循環が発生。市場競争から大きく後退することも避けられないからだ。

左から竹内CTO、南社長、アディッシュ杉之原取締役

左から竹内CTO、南社長、アディッシュ杉之原取締役

データ一元化を阻む壁を取り除くツール

デジタル化を徹底することは、企業のあらゆる情報をデータ化することと同義といっていい。問題は、組織構成等による一元的な情報デジタル化への壁だ。社員情報を吸い上げるにしても、部署間に壁があれば、大きな阻害要因となる。入力作業が煩雑なら、仕組みを作っても思うように進まない…。

人材サービスのビズリーチが2016年に人事のデジタル化を推進するツールとして開発した「HRMOS」。その第一弾としてリリースされたHRMOS採用管理は2年半で導入企業累計600社を突破。そして2019年1月、HRMOSの核となる「HARMOS Core」がリリースされた。

採用管理に特化した第一弾から2年以上を経て開発された「HARMOS Core」は、従業員データを一元管理し、可視化するデータベース。履歴書、契約書、メール、面談メモ、勤怠データなど、部署及びツールごとに点在する情報をシステムと自動連携するほか、従業員自身が直接情報更新できる仕様で、データ収集を簡略化。最大の“障壁”をスムーズにクリアする。

「これからの時代、会社員はより働きがいのある会社へとどんどん転職していく。それはつまり、人事が経営そのものになるといえる」と人材市場の先を見据える同社南壮一郎社長。となれば、人事データをベースにしたデータドリブンな迅速でロジカルな意思決定がされなければ、“経営”は不安定になる。

AI化によるデータドリブンな判断が経営を推進する時代へ

HARMOS Coreは、そうしたデータドリブンな人事の中核を担い、同時に8割ともいわれる人事のオペレーション業務を自動化する、まさに次世代型人事を強力に推進するにふさわしいツールといえる。

従業員の状況が可視化される。それはつまり、活躍人材の特徴から採用候補を確定させる、辞めそうな人材を予測する、抜擢人材を抽出する…などの判断を勘や経験でなく、データに基づいて行うことが可能になるということだ。ブラックボックスとも表現される人事が、データドリブンにシフトする“変革”は、まさに戦略的人事への転換であり、経営そのものを強固にする。

社内における人材最適化推進の先には労働市場全体の最適化につながる道もみえてくる。同ツールの導入が各社に浸透し、人材データのデジタル化がスタンダードになり、それらが企業の壁を越える。つまり、転職市場にも公開されれば、企業の採用スタイルも大きく変わる。よりピンポイントで精度の高いマッチングが可能になり、経営を推進する人材戦略が実現する。

インターネットがあらゆる流通の仕組みを変えたように、今度はDXがAIと紐づき、あらゆるクオリティを劇的に向上させる。そこに広がる可能性の大きさは、デジタル化を躊躇する理由をあっさりと飲み込んでしまうほど強大なものだ。

提供:瓦版

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