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可処分時間を増幅するオフタイムのコンビニスマート活用術 (2018/3/9 瓦版

DINKsが注目するコンビニ総菜の利用価値とは

ライフも時短で充実させる――。女性活躍が推進され、職場で輝く女性は着実に増加している。一方で、その可処分時間はどうしてもそれに反比例しがちだ。そうした中、家事のアウトソーシング需要も増えているが、より堅実な家事時短術のひとつとして、DINKSが注目し始めているのがコンビニ総菜だ。

コンビニ総菜で作った夕食でも味も栄養バランスも本格派

コンビニ総菜で作った夕食でも味も栄養バランスも本格派

ビジネスパーソンにとって、帰宅後の食事の準備は結構な労力だ。献立立案、食材購入、調理、盛り付け、片付け…。パートナーが協力的だとしても、その消費時間はかなりのものとなる。ある調査では、夕食の準備時間は平均約60分というデータもある。この時間を少しでも削減できれば、可処分時間確保につながりそうだが、これを技術力で短縮するにも限度がある。

家事アウトソーシングや外食で済ませるのも一手だろう。だが、さすがにそこまで手は抜けない…。なにより、コストがかかる。そこで、堅実な共働き世帯を中心ににわかに注目を集めつつあるのが、コンビニ総菜だ。惣菜といえばスーパーの印象が強い。実際、その場で調理しており、クオリティも高い。だが、実は、コンビニ総菜も意外に充実している。なにより、圧倒的な店舗数により、購入にかかる時間の大幅削減ができる。できるだけ時間を節約したい。そうしたニーズに、コンビニ総菜はうってつけなのだ。

コンビニ総菜の使い勝手の良さを解説する大庭氏

コンビニ総菜の使い勝手の良さを解説する大庭氏

プロがアドバイスする時短調理の極意

実際にローソンの惣菜でアレンジ料理を調理したホテル雅叙園東京の洋料理長・大庭氏がアドバイスする。「コンビニ総菜を“食材”として購入することで家事の大幅な時短につながります。アレンジすることで、バリエーションも増やせますから、使い勝手は抜群だと思います」。すでに調理済みの惣菜は、基本温めるだけでOKなため、アレンジするにしてもその手間を大幅に省ける。その上、多品種を揃えやすく、栄養バランスも整えやすい。時短ながら、夕食としてのクオリティはしっかり確保できる。

ローソンの惣菜試食イベントで披露されたアレンジメニュー

ローソンの惣菜試食イベントで披露されたアレンジメニュー


ローソンの惣菜試食イベントで披露されたアレンジメニュー

この手法なら、概算で食事の準備時間は約15分に短縮されるといい、なんと4分の1もの時間圧縮だ。コンビニ総菜は基本、加工・調理済みなので、調理器具は最小限しか使う必要がなく、片付け時間もぐっと縮まる。買う、作る、片付ける…。調理におけるさまざまな手間を限りなく削ってくれるコンビニ総菜の活用は、家事時短を推進し、可処分時間確保に大きく貢献してくれるのだ。

料理研究家の森崎友紀氏は、さらなる家事時短術も伝授する。「できる限り、各種調理器具をフルに活用するといいです。電子レンジやなべやフライパンなど、基本一度に3つのことをやるとはかどりますよ」とアドバイス。加えて、「盛り付ける際、縦を意識すると、見栄えがよくなります」と手間を省いても、ちょっとひと手間で、夕食をグレードをアップするコツも披露してくれた。

時短家事の極意を明かす森崎氏

時短家事の極意を明かす森崎氏

可処分時間を確保する賢いコンビニ活用でワークライフバランス充実へ

早く・安く・美しく。これぞまさしく、家事のスマート時短術。料金的にもスーパー惣菜と比べ、決して割高ではなく、むしろ、時間節約によるライフ充実というリターンがあることを考えればおつりがくるほどかもしれない。コンビニ大手のローソンは、さきごろ、新コンセプト“ごちろう”を打ち出し、都内でアレンジメニューの試食会を開催した。その狙いについて「惣菜といえばまだまだスーパーのイメージが強く、コンビニ総菜の認知は低い。まずは知ってもらうことが重要」と明かした。

全国いたるところを網羅し、すっかり社会インフラとなったコンビニ。その進化はとどまるところを知らないが、“時短”という観点で、その利用価値を再考すれば、ビジネスパーソンのライフ充実のキー拠点としてその存在価値があることが鮮明になる。便利な売り場から、生活をより楽に快適にする場へ。進化するコンビニが、働き方改革を側面支援するキースポットとして重宝される日がくるのもそう遠くないかもしれない…。

提供:瓦版

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