3商店街が婚活イベント、地域活性化でタッグ (2017/7/6 タウンニュース)
横浜市神奈川区のおおぐち通、あけぼの通り、大口1番街
大口七島地区の3商店街が共催する「婚活イベント~地元で見つける素敵な出逢い~」が7月1日・2日の両日、横浜信用金庫大口支店で開催された。地域活性化などの共通課題に対し、商店街で連携して取り組もうと企画された初のイベントだ。
商店街婚活イベントは、「おおぐち通商店街」(渡辺誠理事長)と「あけぼの通り商店会」(川口國男会長)、「大口1番街」(高須賀元会長)が実施した初の合同企画だ。
イベント内容に「婚活」を選んだ背景には、商店街の後継者不足があるという。今回は地域貢献の意味合いを持たせようと、地域による限定はせずに広く出会いの場を提供した。
男女74人
参加者は2日間で74人(男性44人・女性30人)。予想を上回る応募者数に、急きょ会場を変更しての開催となった。
区内外から集まった20代~40代の男女は、自己紹介やフリートークを通じて意気投合した仲間たちと商店街へ。カップルやグループとなった参加者たちは、特典として贈られた一人3000円分の食事券で飲食を楽しみ、3商店街の活性化にも一役買っていた。
会場に一番乗りした和出仁さん=鶴見区在住=は「身近な商店街が主催しているので安心感がある」と話していた。
連携を強化
隣接する3商店街のエリアは、昭和の面影を残す横浜を代表する商店街の一つだ。かつては街の中心的商業施設として活気に満ちていたが、現在は空き店舗の増加などの課題に直面している。こうした状況に歯止めをかけようと個々に様々な取り組みを行ってきたが、なかなか効果が現れないのが現状だ。
危機感を抱いた3商店街は、共通課題に一緒に取り組もうと約1年前から話し合いを続けてきた。高須賀会長は「初の合同企画だったので、周知や運営方法など試行錯誤しながらの開催となった」とあいさつ。渡辺理事長は「今回の経験をいかし、商店街による婚活イベントを定着させたい」と今後の抱負を語った。
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