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今、若者が増加している街シリーズ~富山県富山市 (2017/4/12 nezas

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「天然のいけす」といわれる富山湾と3,000メートル級の雄大な立山連峰を望む富山県。富山県は持ち家率全国1位で、県民幸福度が高いといわれています。

富山県の県庁所在地であり、県で一番の人口を抱える富山市は、近年定住する若者が増加しています。富山市の何が若者を引きつけるのでしょうか。

北陸新幹線

北陸新幹線の開業効果

2015年3月に北陸新幹線が金沢まで開通し、電車による首都圏から富山市へのアクセスが飛躍的に改善されました。東京から最短で約2時間 で着きます。この効果により、観光客の増加だけではなく富山市や周辺自治体へ企業が進出し、富山県の有効求人倍率が上昇しています。特に、製造業、運輸業、宿泊業、飲食・サービス業などの新規求人数が増えているようです。

さらに、富山県への転入者としてUターン需要が増加し、富山県への移住者が2009年以降増加しています。特に2011年以降では20~30代の若者の移住世帯が全体の60%を超えており、富山県に対する若者の注目度が上昇していることがわかります。

住みやすい富山市

東洋経済新報社より刊行された「全47都道府県幸福度ランキング2016年版」では、富山県が生活分野で1位、総合では3位と幸せ度が非常に高いことが評価されています。

・待機児童がゼロ
・全国学力・学習状況調査が、小学校、中学校とも全国トップレベル
・重要犯罪率は全国最小の水準
・人口1万人あたりの出火件数である出火率は全国最少

上記にあげたように、富山県は優れた子育て環境と生活環境を誇ります。また、富山市の地震予測は、震度6弱以上の地震確率は5.2%と、自然災害のリスクが低い地域ともいえます。

働きやすい富山市

富山県は、ものづくり県といえるほど「ものづくり企業」が多く立地しています。医薬品、化学、金属機械、繊維、ITなどのさまざまな産業が存在し、日本のみならず、世界的なトップ企業も数多くあります。特に医薬品製造が盛んで、医薬品製造額は全国2位です。

正規雇用者の割合は全国2位であり、富山県は安定した職を得るのに非常に良い環境です。特に、女性の正規雇用者は全国1位と、女性が安心して働くことができます。働くうえで重要な通勤時間については、地方中核都市の共通の特徴となりますが、都会に比べ短いことも特徴です。

いち早くコンパクトシティ化した富山市

富山市は2002年から「コンパクトシティ」を推進してきました。コンパクトシティは、徒歩や公共交通機関で移動しやすい、コンパクトにまとまった都市の形態です。過去に全国の都市では郊外化が進みましたが、郊外化した状態での人口減少は、市中心部の空洞化や行政サービスの非効率化を招きます。これらの問題を解消するために、国はコンパクトシティを推進しています。

地方都市での生活では、車がなくてはならない存在であることが非常に多いものです。しかし、富山市では車がなくても暮らしやすい街づくりのために、次世代型路面電車LRT(Light Rail Transit)を導入しました。LRTは、先進的なデザインの路面電車です。また、LRTの駅から一定の範囲内に住宅を建てる際に補助金を出す、「まちなか・公共交通沿線居住支援」を実施しています。

LRTを利用することで車を使用する機会が減り、排気ガスによる環境負荷を軽減することができます。また、公共交通機関を利用することで、駅周辺のお店などの活性化も見込めます。その他、子どもが塾へ通いやすくなるなどの子育て面でのメリットや、LRTで通勤できるようになったことで通勤の利便性も向上しています。

富山市はこれらの取り組みを行うことにより、徒歩と公共交通機関で生活できる街づくりが行われ、ますます暮らしやすくなっています。街づくり、暮らしやすさ、働きやすさにより、20~30代の若者が富山市を選ぶことが多くなっているようです。

提供:nezas

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