小池都政よりも手厚い!埼玉県の「私立高校生への学費負担軽減策」の中身と影響(1) (2017/2/22 クオリティ埼玉)
東京都の小池都知事が公表した「都内外の私立高校に通う都内在住の生徒の授業料について、世帯年収760万円未満の家庭を対象に実質的に無償化する方針」は、中学生はもちろんのこと小学生を持つ都内の保護者にも大きな関心事となっているようです。そんな中、東京都に隠れてしまう形となって目立たないのですが、埼玉県でも子どもが私立高校に通う家庭への支援策を来年度から拡充し、年収約600万円未満の世帯の授業料を実質無償化する方針を発表していることを御存知でしょうか。
埼玉県の施策はどの程度手厚いのか
今回の負担補助は、県内私立高校に通う生徒の約34%(私立高校生の3人に1人)が対象になるそうです。比較対象とされがちな東京都は、来年度から年収760万円未満の世帯を対象に実質無償化する方針で、基準額だけ見ると埼玉県の方が厳しそうですが、東京都の対象は生徒の約30%とのことで、カバー率では東京都を上回ることになります。
従来の制度では対象は年収500万円未満の世帯でしたが、来年度からは対象を年収609万円未満まで広げ、詳細は下記のようになるそうです。
※詳細は埼玉県の公式HPで確認してください
(つづく)
教育クリエイター 秋田洋和
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